X-MEN VS. STREET FIGHTER

アーケードで初の、他作品同士のコラボレート

タイトル

ゲームタイトル メーカー 使用基板 稼働日
X-MEN VS. STREET FIGHTER CAPCOM CPシステムII 1996年9月

コラボ作『VS.』シリーズ第1弾

キャラセレクト

例えばKOFやファイターズメガミックスのように同じメーカーの中での対決はあったが、
他のメディアとの対決は、これが初めてではないだろうか。
『X-MEN』のキャラクターと、カプコンのキャラクターが戦う初のクロスオーバー作品である。


タッグシステムで戦いに挑め

VS画面

二人一組でタッグを作り、プレイヤーはどちらか一方を操作する。
キャラクターの組み合わせに制約はないが、同キャラタッグは基本的に不可で、
二人とも倒れるか、時間切れの場合は体力合計の多い方が勝利となる。
地上にいる際に強パンチ+強キックの同時押しで通常の交代。
相手の攻撃を地上でガードしている最中に412+強ボタン2つ押しで攻撃しながら交代。
またゲージが二本以上たまると236+強ボタン2つ押しで合体技が出るようになっている。


限りなくハメハメの永久。だかこのゲームはそれが良い。

ゲーム画面

状況限定・キャラ限定・画面端限定・投げから…と状況は色々あれど、シリーズが出る度悪化をするシステムだが、
例えばSNK作品やカプコンの他作品であれば台パン案件なのだが、このゲームは寛大に取られるケースが多い。
というのは「それまでの格闘ゲームの常識を吹き飛ばすほどの圧倒的な自由度の高さ」というのがこのシリーズのウリだからである。
スーパージャンプもそうだし、キャラごとに「体重」が設定されていて、それにより技を当てた後の状況が非常に多様に分岐する「ベクトル理論」もそう。
ラウンドが始まる前から左右への移動が可能なのも初代X-MENよりつづいているし…
カプコンとマーヴルなりに、アメリカコミックを意識したド派手エンタテインメントを意識しているので、あまり気にならないのかもしれない。


その後の展開

続編の「MARVEL SUPER HEROES VS.STREET FIGHTER」では良くも悪くも悪ふざけ的作品。
ただ、永久コンボなどの制約が微妙…なわりに相変わらず素人考えの永久は残っていたり。
「MARVEL VS. CAPCOM」は一つの完成形のように感じるのだが、今度は火力が高過ぎてコンボを決めなくてもすぐ終わりやすい。
「MARVEL VS. CAPCOM 2」はキャラが圧倒的に多いのだが大半が予選落ち…。
個人的にはこのゲームの良さと悪さが両方味わえる「X-MEN VS. STREET FIGHTER」を一番薦めたい。
ただ、難しいのであれば「MARVEL VS. CAPCOM 3」であろう。
でももし可能であれば、初代作品である「X-MEN CHILDREN OF THE ATOM」もやってみてほしい。
この作品のステージ演出は本当に面白いので。


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