ドラえもん

当時の子供達にはちょっと意地悪だったかな…攻略本前提と言うのは。

タイトル

ゲームタイトル メーカー ハード 発売日
ドラえもん 株式会社ハドソン ファミリーコンピュータ 1986年12月12日

単純にネタが無くてですね…

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。

さて、このせりフリ。いつまで続けられるのかなぁ…と考えております。何せ「せりすけフリーク」で277本ですよ。
ついに300本の大台を超えてしまったんですから。いやま、確かに特集物で取り上げた奴を深く掘り下げてしのぐことはいいと思いますが。
こうなってくるといよいよDS.T君に資料貰いながら未開の地へ踏み込む時が来たのかなぁ…という時にふと思い出したこのタイトル。
かつてハットリ君とどちらを取り上げるかで迷っていたのでした。
という訳で、今回はハドソンの『ドラえもん』です。


一本のカートリッジで三種類のゲームが楽しめます。

開拓編 魔境編 海底編

全3ステージなのですが、ひとつひとつ構成が違うのが特徴です。

開拓編 魔境編 海底編

開拓編はトップビューアクションの地上とサイドビューアクションの地下・ボス戦の2部構成です。
地上は2つのマップに分かれていて、マップ上に配置されている「マンホール」に入ることで地下へ移動し、どこかに隠されていたり、最初から配置されている「どこでもドア」に入ると別のドアへ移動できます。

魔境編は全3ステージ構成のシューティングゲーム。基本は左から右へ進むシューティングですが、隠し部屋に入ったり、縦通路下通路に入ると上スクロール・下スクロールにもなります。

海底編はサイドビューの画面切り替わり型探索アクションゲーム。マップ上に散らばった道具を集めたり、宝箱を開けて進んでいきます。

基本的に各ステージは独立しており、ライフゲージの目盛り・残機数・スコア以外の継続要素は無いのですが、特定アイテムを取得しておくと次のステージはそのアイテムを所持した状態からの開始となるので、開拓編は隠し場所を知ってるか知らないかで魔境編開幕の難易度が変わりますし、魔境編はノーミスで進めて行けば海底編で使う「通り抜けフープ(ミスした時はフープがある場所で復活)」が最初から手に入るので何としてでも取っておきたい。


幾らその当時とは言え、ノーヒントは…

開拓編 魔境編 海底編

難易度自体が当時のハドソン恒例、「ノーミスで行かないと復活できないし、有利にならないし、かといってノーミスで行くと難易度爆上がりする。」
そして仕掛けや隠しアイテムなどの隠し場所はノーヒント。コロコロコミックや「小学○年生」シリーズで攻略情報や裏技の特集記事が組まれていましたが、これらを読んでも難易度が結構厳しく…。
開拓編後半から、さっそく弾幕に近い敵の猛攻が襲いかかります。

魔境編は隠し通路へ進まなければ、スネ夫とジャイアンを助けるどころかアイテムすら入手できませんし、隠し通路に見せかけた正規ルートがあり、そこを通らなければ永久にループするという、ちょっと子供泣かせな要素があります。
アイテムを入手できても、ドラえもんが4回攻撃を受けるとペナルティで没収されてしまうので、「敵の攻撃でアイテムを失う→再度アイテム入手しても、猛攻でまたすぐ失ってしまう」といった悪循環に填まらないようにするにはノーミスで一気に進むのがベストとなります。

海底編は攻撃を喰らった時の無敵時間が無いので、捕まったまま逃げられずに死ぬのは日常茶飯事ですが、もっと困るのは広いマップ内からアイテムや、のび太、スネ夫、ジャイアンを探さなければならず、しかも3人が閉じ込められた宝箱も8個。箱の中身はランダムなため、同じ個所を何回もぐるぐると回ることに…。海底編は他にも特定のアイテムを使わないと倒せない敵や、宝箱を守る大ダコ撃破が元々の画面上に出せる弾数も手伝い、連射装置が無いと泣きを見た子は多いと思います。

一応各ステージとも体力ゲージがアップする「元気キャンディ」が2個ずつあるのですが、開拓編の一か所は上の写真がヒントで、もう一か所は何もない所を撃ちまくらないと出ません。
で、困るのが魔境編。ノーミスです。
海底編はマップ上に2か所。固定配置となります。


結局の所、ちょい辛めの難易度で損をしてしまった作品。

開拓編 魔境編 海底編

年代的に「ドルアーガの塔」とか「ドラゴンクエスト」とかそのあたりのノーヒント謎解き物が流行っていた頃故の、この難易度なのでしょう。
ちなみに大人になった今プレイしても、かなりな局所殺しですね。
様々な事情が重なって三種類別別のゲームを作って、それを一本にまとめてドラえもんになったという逸話もありますが、それぞれがしっかりとまとまっているので、そこに関しては昔も今も非常に評価が高い作品です。興味が出た方は遊んでみてください。

それでは今回はこの辺で。ではでは~。


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