ずんずん教の野望
こんなものが携帯アプリで出ていたという事実にこの世の末期感。
| ゲームタイトル | メーカー | 使用基板 | 稼働日 |
|---|---|---|---|
| ずんずん教の野望 | 港技研 | SEGA SYSTEM C | 1994年 |
さぁ、皆さんお待ちかね。本日のバカゲーのお時間です。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
この出だし…という事は、そうです。今回は突っ込みまくりのゲームです。
最近ゲームセンターＣＸを観たり、レトロゲームをプレイすることで、今のゲームがいかに洗練されて遊びやすくなっているかを実感するシーンが増えてきております。
例えば操作性が悪かったり、当り判定のデカさ。物の使いにくさ。システムが痒いところにだけ手が届かない仕様だったりと、今は恵まれているんだなぁ…と。
当時よくこんなので遊んでいたなぁ…と言いたくなるタイトルを、誰しもが１つや２つ。思い浮かぶかと思われます。はい、誰しもが。
そーんな「よくこんなので遊んでいたなぁ…」と言いたくなる、やりたい放題な感じなアーケードゲームがあったなぁ…ということで今回紹介するのはこれ。
金地蔵と銀地蔵を操作し、世界各地に支部を持つ「ずんずん教」と呼ばれる宗教団体の野望を阻止し、壊滅させるストーリー。
地蔵はアイテムをとることでパワーアップしますし、画面がうねる上に無敵が無いから殆ど役に立たないボムもあるという至れり尽くせり。(大抵の店はショット連射装置を付けてました。※この理由は後述)
地蔵はステージのフィールド内を８方向に自由に移動できて、ショットは画面から見て上方向にのみ発射されます。
ゲーム全体から発せられる禍々しい気。
コインを投入してスタートを押すと、１枚目のステージセレクトに入ります。「４エリアと４支部」+ラストに３エリアの構成で、『まさかの２周エンド』
相手になる敵は写真の様なイカれたセンス溢れる人達がこれ見よがしと動き回り、ステージ開幕の際は「ずんずん教だ！」と、叫びます。そう。動物までも。
固定画面で、敵は上にある入り口から湧いてきます。そして敵を倒すと、時々パワーアップアイテムを落としてくれます。
パワーアップすれば、地蔵の体型が変わり、地蔵→菩薩→明王→阿修羅と、強力なショットを撃ちだす事ができるようになりますし、縮小化、透明化、ボム。敵の動きを止めるアイテムもあります。
で、ゲームの出来はと言いますと…
「う…う？…う…うん。」なレベル。
敵が意外と固く、さらに敵弾も比較的早いので、１面から事故死率は高いです。前半はまだ許せても、後半の敵の強さはかなりキテます。キまくりやがってます
というか、敵弾が相当速いスピードで撃ち出されて来るので、無駄に大きい地蔵の当り判定も手伝い事故死はますます増えます。
なので、このゲームは連射装置が必須なのです。手連射ですと中盤以降概ね圧殺されます。各支部のボスは一部を除くとパターンで処理できるので、「ザコステージで死なない。」と言うのが何処まで維持できるのかがポイントとなっていきます。(こないだもそんな事言ったような気もするけど。)
もし死んでしまったらスピードもショットも一番初期に戻されてしまうので、復活パターンも構築できないままそのまま終了と言うオチが待っています。
無事ボスを倒すと、１枚目の写真のようにラスボスがひょこっと可愛く出てきます。
ちなみにボスで厳しいのは「２枚目のアメリカ支部長クリキントン」でしょうか。妙に避けにくい飛び道具とボムを無効にするタックルが厄介です。
よって後半はどっちにしろ難易度が上がってしまうので、ひっくるめて辛い右側から順番に攻めていくのが安全と言われております。
総ての支部を倒すと、ついにボスが姿を現します。
もう、あっちこっちで言われていますが、突っ込みどころ満載のデザインです。
手足をバタバタさせながらミニ地球を放出するのが妙に可愛いです。(笑)
無事に倒すと二周目に突入するんですが、二周目は敵弾のスピードが速くなるだけっぽいです。
感動のエンディングは…
二周目のアースノイドを倒すとエンディングが始まります。
『金地蔵 銀地蔵の活躍によって人類は救われた が いいのかな？地球の無意識やっつけちゃって……』
『いいんじゃない？』
スタッフロールも無く、このまま終わりです。
さて、三枚目のハイスコアランキングですが、カンストしちゃってます。実はこれ、不具合的な永久パターンでゲーメストハイスコアが即行で打ち切りになりました。
やり方は簡単。メインの敵を倒すとクリアしてしまうので１匹だけ残して、横から湧いてくるザコを倒し続けるだけ。
もう一つこれは運の要素があるんですが、欧州支部長「キングアーサー」で偽物の分身に延々撃ちこんでもイケるっぽいので、暇な方が居たら試してみてください。
