決死の探検サバイバル ゆけゆけ! 山口君

子供の頃って本当に思っていたから、それだけ純粋だったんですね…。

タイトル ゲーム画面1 ゲーム画面2

ゲーム画面4 ゲーム画面5 クリア画面

ゲームタイトル メーカー 使用基板 稼働日
決死の探検サバイバル
ゆけゆけ! 山口君
タイトー / 金子製作所 1985年

まさかこれを取り上げる事になるとは…

皆さん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
昔好きだったテレビ番組。今見るとすっごいくだらないのや、ジャパンマネーパワーで企画力の無さをねじ伏せたくだらないものばかりでした。
なんだかんだ言われつつも、今は今でそれなりに無難な物が増えて、それはそれで落ち着いて観ていられるような。そんな気すらします。
ユーザー側で配信も出来ますから、今は映像情報や、映像資料に恵まれているんだなぁ…と。その昔ファミ通のゲーム番組なんて、テレビ朝日の「ゲームカタログII」の時は良かったんだけど、テレビ東京に移って「GameWave」とか「GAME BREAK」になるにつれ、ゲームのイメージをダウンさせるための存在でしかない、クソつまらない番組に成り下がり、アンタッチャブルの山崎や伊集院光と半裸で踊っていた時は、凄い怒り狂ったものです。
当然このゲームのモトネタも、それはそれはという物でしたから、「石器人がどうみても現地のガイドさんにしか見えない」「妙に仕掛け的な動き方しかしない蛇や蜘蛛やサソリ」「探検隊より先に入るカメラと音声」「誰も入った事が無いと言いながらタイヤの跡」「闘将!!拉麺男張りに有耶無耶な終わり方」等。現代の「きのこたけのこ戦争」に勝るとも劣らないゲキアツなバトルがあちこちで繰り広げられていたものでした。最終的には文末で紹介する歌が出てきたり、人々の記憶から完全に忘れかけたころに「藤岡弘探検隊シリーズ」で復活し、全国のお茶の間に稲妻を落とすという暴挙。
鬱病の中でこんなアホな番組を思い出す自分に嫌気がさしてきたので、この辺で止めておきますね。


実際のゲームはどうなのか。

Aボタンでマイク攻撃。Bボタンでジャンプ。Aボタンのマイクは動物を跡形も無く消せる上に、原住民に当てれば原住民が唄い出すのですが、実際の所はBのジャンプ連打が効率が良い。マイクを撃つよりも、ジャンプでサクサクと移動し、さっさとクリアするのがキホンの攻略パターンとなります。
ジャンプ自体は空中で制御可能なので、慣れてしまえば6枚目の写真の画面を出すのに苦労はしないだろう。
死因の大半が事故死で、鳥のフン。落石。倒木。原住民の反撃。穴への落下……と、様々である。


ちょっと楽しむ分には十分な出来ですよ。

85年と言う年代を考えても、ゲーム自体はクセの少ないアクションで、意外と普通に遊べてしまう。残機制の途中復活というのも、当時としては嬉しい配慮。そのうえで後半の難易度は高めなので、それなりに緊張感がある。
今にしては「よくこんな危険な企画が通ったな…」の一言。当然家庭用に移植されるわけもない。
きっとミカドやHEYでさえもこのゲームを動かす事は無いであろうが、もし何処かで見かけるようなことがあったら、是非一度プレイしてみてほしい。


それではこちら。お聞きください。

ついでなので、YouTubeで見つけた(このゲームのモトネタである)川口探検隊も併せてごらんください。
もちろん、純粋な心で…ね。


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