Guilty Gear X / Guilty Gear X Ver1.5

2000年に期待を背負って家庭用から満を持して登場した格闘ゲーム。
※日本では基本出回らなかった(Ver1.5)にも軽く触れさせていただきます。

タイトル ゲーム画面 勝利デモ

ゲームタイトル メーカー 使用基板 稼働日
Guilty Gear X サミー
アークシステムワークス
NAOMI 2000年7月19日
Guilty Gear X Ver1.5 サミー
アークシステムワークス
アトミスウエイブ 2003年

アーケードゲームの超新星

大型ゲーム音楽ゲームにやられ、ビデオゲーム自体が弱まっていた2000年夏。
このタイトルがリリースされ、CAPCOMゲーマーもSNKゲーマーも見事にこちらに流れたのは記憶に新しい。
ゲーマーを唸らせる魅力的な要素がこれでもかというほどに詰め込まれた革新作であり、現在でも最新作にあたる
Guilty Gear Xrd -REV2- Ver.2.10』が、『ALL .Net P-ras MULTI』にて配信されています。
元々は家庭用で出ていたタイトルで、当時サミーはアーケードでもかなり影が薄い感じでしたので、「まさかこのような格闘ゲームが出るとは!」と。
これでほっとした中小ゲームセンターも非常に多かった事でしょう。


それに対する「Guilty Gear X Ver1.5」とは?

まともな人生を送っている人であるならば、このタイトルを触ることはまず無いでしょう。基板自体もめったに出回らなかったはずなので…
トラタワとか、ミカド位でやっと入るかどうかと言うレベルのタイトルです。
秋葉原HEYにも入っていないはずです。
と、いうのは、当時もう既に続編にあたる「Guilty Gear XX」が稼働しており、これは「アトミスウエイブ基板でリリースされた海外用タイトル」だからである。


ゲームシステム

相手に攻撃を当てると溜り、マチ逃げ等チキン行為を繰り返すとゲージが減る「テンションゲージ」。
溜まった量に応じて技のダメージ上昇および連続技におけるダメージ減少補正が緩和される「ガードレベルシステム」は、『ガードそのものは問題なく行い続けられるが、長続きするほど崩された時に大ダメージを受ける』ので、マチ防止策として評価が高かった。
ゲージを50%消費し、通常・必殺技問わず攻撃動作を強制中断してしまう「ロマンキャンセル」は、やりこめばやりこむほど、無限の可能性が追求できるフォロー・連続技の支援システムであった。
攻め攻めのゲームバランスだが、防御システムも整えられ、二段ジャンプや空中ダッシュ、チェーンコンボ、ダストアタック、通常技ジャンプキャンセル、といった動作はほぼ全キャラに対応。
SNKの格闘ゲームにあったスピード感。CAPCOMの格闘ゲームにあった技の出しやすさ(必殺技コマンドの受付は長め)を、綺麗な形で備えたハイスピードバトルはその後、ユーザーに長く支持される事となる。
といっても、初代はゲームバランスはかなり大味で、結構致命的なバグも多く。起き攻めと起き攻め対策を覚えることが対人戦の基本というか覚えないと一方的にハメ殺されて灰皿課金が発生するゲームでもありましたが、
それでも回っていたという事は、それだけ格闘ゲームの完全新作に飢えていたという事なのでしょう。


Guilty Gear X Ver1.5での変更点

タイトル ゲーム画面 勝利デモ

基本的にGuilty Gear Xのシステムを周到していますが、一部通常技や必殺技がGuilty Gear XX仕様に変更されたり、キャラクター選択後に「ガトリングセレクト」という連続技の支援モードがあります。
他にもCPUが強くなっていたり、ポチョムキンが移動起き上がりしたり、カイが超強化されたりもあるんですが、(XXや#RELOADのデータがミスで入れ子になった?)家庭用の「サバイバルモード」がプレイできるのが一番特徴。
ちなみにいきなり違う部分としてはテスタメントとディズィーがデフォルトで使用可能と言う所か。


ゲーム画面

キャラ選択画面1 パスワード キャラ解禁
こちらがGuilty Gear Xのキャラ選択画面。 テストモードにて上記のパスワードを入れると… 最下段に「テスタメント」と「ディズィー」が追加されています。
モードセレクト キャラ選択 システムセレクト
Ver1.5限定で選べる、サバイバルモード。 Ver1.5では、キャラクターが探しやすくなっています。 ここでAUTOを選ぶと、同一ボタン連打で自動で連続技を出してくれるようになります。
ゲームセッティング1 ゲームセッティング2 ゲームセッティング3
こちらがGuilty Gear Xのテストモード。 Ver1.5ではゲームモード別の難易度や、ゲームモードの固定などが設定できます。 言語選択で日本語が選べるため、日本国内でVer1.5の稼働が可能。ネットワークセッティングは項目自体が開けません。


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