ワンダープロジェクトJ 機械の少年ピーノ

当時にしてはアニメパターンがかなり豊富なんです。

タイトル 基本画面 ステータス

ゲームタイトル メーカー ジャンル ハード
ワンダープロジェクトJ
機械の少年ピーノ
アルマニック
スクウェア・エニックス
育成シミュレーションゲーム スーパーファミコン
スーパーファミコンマウス対応

どんなゲーム?

プレイヤーは妖精のような姿のロボット・ティンカーを操作し、動き出したばかりのロボット(としておきます)ピーノに、物を与えたり、指示をしたりしながらピーノを成長させるのが基本の遊び方。
もちろん誤った行動は注意しないといけないし、パラメーターが大きく変化する行動も起きたりするので、RPG的な要素も含まれているのが特徴。
プレイヤー自身もピーノの教育係という立場で物語の登場人物と位置づけられており、ピーノやティンカーはプレイヤーに向かって話しかけてきます。
よって一方的な干渉ではなく、コミュニケーションによって相手の成長を促していくという独自のスタイルが表現されています。


ピーノのアニメパターンが豊富で、自由度も高い。

歩いたり走ったり、何かを掴んだり食べたり、喜んだり怒ったり泣いたり楽しんだり叫んだり、ハンマーで殴られたり…等々、非常に滑らかに動くし、普通にプレイするならばアイテムの常識的な使い方を教えていくことになるが、滅茶苦茶な使い方(例えばボールを食べる物と教える)を教えることもできるのです。
ただし、イベントシーンではプレイヤーは一切手出しできず、ピーノの判断と行動に全てを任せることになるので、あんまり遊び過ぎると……
更に先ほども書いたようにパラメーターが大きく変化すると、通常の行動にも表れてくるので、遂には何も言うことを聞いてくれなくなることもあるし、行き詰まってしまう事もある。
ただ、章ごとに特定の方向性での育成を強要されるため、その点で育成の自由度から大きく逸脱した行動はとれなくはなっている。そのため結局は当たり障りのない成長に落ち着いてしまうのだが、まるで子供を見守る親の様な感覚を味わう事が出来るのだ。
実はマルチエンディングなのだが、それは二周目からであり、しかもサラリと一周目の結果も二周目に大きくかかわってくるため、本気で狙うとなるとかなりのリセット。トライアンドエラーを繰り返す事になるだろう。


ここに注目!せりすけポイント

この後に数々出てくる育成ゲームの土台を築き上げた作品である事。そしてストーリーにはまさかの展開と感動のシーンが待っている事。
システムの面白さは勿論ですが、日高のり子さん演じるピーノの喜怒哀楽の豊かな感情表現や、往年のスタジオジブリアニメ的な温かみに溢れるテイストは、続編よりも評判が高い。(続編は逆に自由にしすぎたような気がします。)
今遊んでも楽しめる高い完成度であることは確かです。この物語に隠された謎を、是非あなたの手で解き明かしてみてください。


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