幕末浪漫 月華の剣士 / 幕末浪漫第二幕 月に咲く華、散りゆく花

とにかく間口を広くしたゲームだったが、それが仇となった物足りなさと、キャラバランスが非常に惜しいが、一度は遊んでおくべき作品。

タイトル タイトル

ゲームタイトル メーカー 使用基板 稼働日
幕末浪漫 月華の剣士 SNK MVS / Wiiバーチャルコンソール / PS4 / PSV 1997年12月5日(第一作)
1998年11月25日(第二作)

『弾き』を決めろ

これが弾き 弾きからの超必殺

SNKが1997年にでリリースした、『サムライスピリッツ』シリーズに続くSNK第二の剣劇格闘ゲーム。
『サムライスピリッツ』がジリジリとした読み合いに対して、月華の剣士は『Dボタン』の『弾き』を胆としており、
後の『餓狼』やCAPCOMの『ストリートファイターIII』シリーズとは違った読み合いがある。
左はタダの弾き。連打で出すとカウンター。右は弾き→超必殺技。もちろんレバーを入れながら弾く事で、上段攻撃や下段攻撃も弾ける。


二つ(三つ)の「剣質」を使いこなせ

キャラ選択1 キャラ選択2

キャラクターは、1は12人(隠し2人)で2は26人(隠し1人*正確には4人)
キャラクターを選択した後「剣質」を選択することになるのだが、キャラクターの技の性能自体が剣質ごとに異なるスタイルとなっている。
「力」攻撃力が高く、斬り攻撃をガードされても必殺技のように体力を削ることが可能。
「技」は一部の技の動作が速くなり連続技が使用可。キャンセル可能な通常技が多くなる。
2になると「極」という「技」をベースにしつつ「力」の特徴も持つ剣質が登場。
他にも使える技の違いなどはあるが、まぁ省略としよう。


シンプル故の物足りなさが「仇」に。

楓 響

当時のSNKにしては初心者にも入り込みやすいゲーム性ではあったものの、ある程度慣れてきたり、上級者となると、そのシンプルさが仇となり、物足りなさを感じて飽きてくる。
2になると1以上に永久コンボを助長するようなテクニックもあるため、結果システムが崩壊している。
ドット絵やBGM。操作と言うデザイン的な部分の完成度はSNK全作品の中ではKOFよりも良いので、このCPUと対戦の調整は、非常に大減点である。


しかしお勧めであることは変わりません。

今でも大会が開かれているのがその証拠と言う訳ではないですが、同じ幕末の漫画『るろうに剣心』も復活されたことですし、
・るろうに剣心が好きだ!
・今の格闘ゲームよりシンプルなやり取りがしてみたい!
・というか、一条あかり役の、おみむらまゆこさんの声が聴ければいいんだ!
そんな方にオススメなこのゲームですが、用法には注意がございます。
まずは1を触ってください。そして1をクリアをしてから2を触ってください。つまりは両方やれと言う事で。


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