クロスソード(クロススウォード)

ネオジオで登場した西洋剣劇アクション。家庭用限定の2はプレミアがついている。

タイトル タイトル タイトル

ゲームタイトル メーカー 使用基板 稼働日
クロスソード(クロススウォード) AC,NG,NGCD:ADK
Wii:D4エンタープライズ
MVS / Wiiバーチャルコンソール 1991年

3D視点で表現される2Dアクションゲーム

ステージセレクト テストモード ゲーム画面1

ベルカナ地方に突如現れ、魔族の軍団を率いてベルカナ地方を支配しようとする魔人ナウシズに対し、旅の騎士、エドモンドとリチャードが立ち向かうという設定の3D視点で表現される2Dアクションゲームである。
プレイヤーはゲームをスタートすると、序盤の一章から三章に限り、どこから開始するのかの選択が可能。しかし第三章から始めても、全七章。攻略までには大体40分くらい。テストモードには写真の項目しかないので、開発の気合いと、クリアまでの大変さ…本当に必要なのは気合いではなかろうか。(笑)
実際のゲームはどういう状況であれ一対一。敵騎士からモンスターから昆虫まで頑なに一対一を通すので、今でいう●●無双シリーズ的な物や、当時出ていた他のアクションゲームの様な沢山の敵をなぎ倒す物ではない。


プレイ感覚について

遊び方説明 ボス クリア画面

レバーを上方向に入れると上段ガード、下方向に入れると下段ガードとなるが、遊び方説明の画面にある「剣術の基本は避けてから斬る」という説明の通り、敵の攻撃をかわし、その隙を突いて攻撃するプレイを要求される。
Bボタンで持っている武器に応じた魔法が発動する。但し武器ごとに回数制限あり。
A+Bボタン同時押しで、体力を消耗するが「気導連斬(連続斬り)」「気導障壁(緊急回避)」「気導弾(飛び道具)」といった特殊攻撃が出る。
途中には写真のようにヒントをくれたり、選択肢が発生したり、強力な武器や防具をくれる人もいるので、連打をして飛ばさないように!

第二章 商人 回復アイテム
ここまではキツくはないのだ。慣れてさえしまえば。 ステージ頭では商人を呼ぶことが出来る。 商人を呼ぶなら、ステージ開始時には体力MAXにして望みたい。


悪い所と良い所。

雑魚敵もガードします1 雑魚敵もガードします2 ここに行きつく

とにかく「世界観が素晴らしい」の一言。「敵兵士だろうが怪物だろうが虫だろうが一対一」というのが、またそのプレイヤーの気持ちを高ぶらせてくれる。
しかし第三章からは、雑魚敵も画像のようにガードをしてくるようになるし、攻撃の出が速すぎる敵や、一撃で体力の八割を持って行く敵や、素早いガードを決める敵や、こちらがガード不可能な攻撃を仕掛けてくる敵まで出現する。
しかしながら、グラフィック、BGMは中世ファンタジーの世界観をかなりうまく表現できているし、二つ前の項目で出した三枚目の写真の通り、ガードが必要な個所。魔法が必要な箇所。メガクラッシュで逃げる所。と決め打ちのポイントを判ると、とたんにやり込み度や奥の深さが判るゲームだ。


ここに注目!せりすけポイント!

RPGなので、当然経験値もあるし、レベルアップもある。アーケードでRPGとなると本当に数が少ないのだが、
以前紹介した「Dungeons & Dragons」とか、「ガントレットシリーズ」等とは違ったアピールの仕方が出来ていると思う。
インストカードを見ても、操作法とアイテムと必殺技しか記載されていないのが、「クロスソードは難しい」という印象を与えた要因ではないだろうか。
と、そんな事を言う私でさえも、デフォルト設定で第2章のお城が限界なんですがね…。


その後の展開について

家庭用NEOGEO-CDで続編が登場。3キャラの中から選べて進めていく。
難易度もやや抑え気味になったとのこと。
しかし現時点で配信がされてもおらず、エミュレーターでさえも存在を知らないので、本当に幻の作品となっている。
唯でさえ入手から困難なNEOGEO-CD。是非是非何らかの形で1.2完全版が出回ってほしい物である。


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