Carnage Heart/カルネージハート
敷居は高いかもしれないけど、他のゲームでは味わえない気持ち良さと奥深さ。
ゲームタイトル | メーカー | ジャンル | ハード |
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Carnage Heart/カルネージハート | アートディンク | プログラミングシミュレーションゲーム | PlayStation |
自作ロボットが闘う!
第一弾は20年前の作品なのだが、今やってもその奥深さは色あせる事なく、ひとたびその魅力に取りつかれたら最後。
当時のパソコン通信に本作のコミュニティがあったし、今でも対戦大会が開かれたりと言った熱心なファンが数多く存在する作品です。
バーチャロンやガンダムのようにパイロットとなって操作をするゲームは数あれど、これは他のゲームと一線を画していました。
プログラムで闘うロボットたち
このゲームはオーバーキルエンジン と呼ばれる自律型ロボットを戦わせる、ステージクリア型のゲーム。
このゲームの最大の特徴は、『行動プログラムの作成と機体のカスタマイズ』にある。プログラムと言っても専門的な知識は必要無く、予め用意されたチップを並べ、各チップに分岐条件を与えて行動パターンのフローチャート(上の図のような物)を作るというものです。
しかしこれこそが重要な部分でもあり。うまく組めば少ない容量で驚異的に強くなる反面、組み方がまずいと障害物めがけて延々と弾を撃って球切れしたり、敵を目の前にしながらクルクル回るだけという事も起きる。
そこが、このゲームの奥が深い所であるのです。
※YouTubeで動画をみつけました。
STEAM辺りで配信されるか、ネットワーク型アーケードに欲しい一作
非常に人を選ぶゲームですし、どのシリーズもCPU戦が大味なバランス。プログラム設計が非常に難しいことから、プレイヤーを極端に選ぶゲームである。
ぶっちゃけ通常のゲームであれば、コミュニティやwikiに頼る所なのだろうが、このゲームに関してはうかつにその要素に頼り切ると、本気で深みにはまる事も発生しうる。それくらいプログラム設計が非常に難しく奥が深い作品なので、環境すら選ぶゲームでもある。
しかし現在はゲームアーカイブスで600円と安価な値段で配信されていて、バランスが若干再調整されたことに加え、複数の命令を1まとめにしたマクロ機能の導入でプログラム作成がかなりしやすくなった、
『カルネージハート EZ』という敷居が下がったバージョンが配信されているので、機会があれば是非プレイしてみてほしい。