ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
ファミコンの容量とスペックを最大限に生かした知恵。
ゲームタイトル | メーカー | ジャンル | ハード |
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ドラゴンクエストIV 導かれし者たち | SQUARE ENIX | ロールプレイングゲーム | ファミリーコンピュータ |
新シリーズ第一弾
「ロト三部作」から世界観を一新した「天空シリーズ」の第一作。実はドラゴンクエストIVは出すかどうかで揉めた経緯があったのだが、結果としてRPGの方向性を示す一つの例としての仕上がりを見せてくれた。
全五章仕立て(リメイク版は六章)の中にはいくつもの伏線や、ストーリーの背景が描かれており、よりゲームを楽しみやすい流れになっている。
徹底的なシステム強化
個人的に一番大きい所は、アイテムの一覧が観れる事と、とびらコマンドの復活。
正直個人的には業界初のA.Iよりも重要で、ユーザービリティを意識した作りが非常によい。
遊んでストレスを感じさせない作りになっているのは、長尺RPGでは重要であり、例えばゲーム中に最も時間をかけて、苦痛にもなりやすい戦闘はA.Iでストレスフリー。(行動については仕方がないところもあるが)
また、カジノや小さなメダルと言ったサポートシステムも後のシリーズで定番となり、徹底的なシステム強化は後のシリーズの遊びやすさにつながったといえよう。
名わき役の存在
ドラクエの名わき役と言えばスライムだが、ドラクエIVの場合はトルネコが与えた影響は大きいと思う。
「不思議なダンジョン」というスピンオフ作品が産まれたのが何よりの証拠であり、
他にもホイミンやドランはモンスターが仲間になるシステムのきっかけにもなり、まさに脇役がゲームを盛り上げるというのを忠実に表している一例ではないだろうか。