美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負

第二話と第三話にゲームオーバーが少ないのは、単純に開発のライターが力尽きたからだろうか。

タイトル

ゲームタイトル メーカー ジャンル ハード
美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負 新正工業 / バンダイ / トーセ アドベンチャーゲーム ファミリーコンピュータ

料理の鉄人とか、アイアンシェフどころか、こういうグルメ漫画までもが流行らない時代になってるような

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
ある日YouTubeを開いてみたら、料理の鉄人がアップロードされているではないですか。しかもかなりの数。
で、大抵コメント欄を見て見ると料理の鉄人を神格化して、アイアンシェフをさんざっぱらこき下ろす内容が散見されますが…
アイアンシェフは始まる前からすっころげることは、テレビ評論家でもあり、このせりすけフリークにも度々協力していただける『DS.T君』とは予想が出来ていました。
うっかり書いてしまうと大変なことになってしまうのだが、「時代に合わせて変えすぎた。」「軸がぶれすぎた。」「必要以上に料理人に迫りすぎた。」「審査員の食べ方が汚い。」「おなかが減る夜の時間帯のオンエアとしても、今のご時世では厳しい。」という点である。
というのもOAしてしばらくの間ミーハーがやってきて店が酷い事になるのは目に見えて判るし、ましてや今はインスタ映えなんてもののおかげでますます惨劇になるのは想像に難くありません。
そんな番組に料理人が出たいと思いますか?ねぇ。まず、絞め殺したいのがああだこうだと料理ガン無視客席ガン無視でしゃべってる奴ら。同じくらい絞め殺したい奴がラーメン屋とかで多いんだけど「猫舌だから」とか言って私より先に出て先に食べてるのに私が出て食べ終わったらまだ半分もいかないような女。で、ずーっと食べ終わるの待ちでパズドラやツムツムやLINEやってる男。うるさいおじさんおばさん。本当に、(飲食店に限らず)私とDS.T君が絞め殺したくなる奴ばかりが集まるのがテレビラジオやネットで紹介された後の週末なのです。
マイナーな奴や、ヒットしない奴だと、この手のアホバカ間抜けは一人も来ないから不思議ですよね。
つまりまぁテレビやSNSでばんばん宣伝して初めてこういうクリーチャーみたいなのがゾロゾロやってくるんですね。ハウスオブザデッドか。
という訳で、今回は前振りが長くなりましたが、その動画を目にしたので、料理繋がりで「美味しんぼ」で行きたいと思います。


まぁ、キャラゲーになるのかなぁ…

ゲーム画面1 ゲーム画面2 ゲーム画面3

今回はアドベンチャーゲームです。しかしメーカーはバンダイで、開発はトーセ。この時点でもう火薬の匂いがプンプンしてきていますね!
ステージ構成は全三話。第一話と第二話は原作をベースに少しゲーム用にアレンジしたもの。第三話が原作をベースとしたゲームオリジナルになります。

ゲーム画面4 ゲーム画面5 ゲーム画面6

第一話は自称食通の先生方を、けちょんけちょんのぴゃーにするために、アンキモを探すお話です。
と、ここまでならまだまともなアドベンチャーなのですが、このゲームは突然牙をむきだします。

ゲーム画面7 ゲーム画面8 ゲーム画面9

『美味しんぼ』の世界観とまるで合わないこのゲームオーバー画面は、本作を象徴する迷場面として人々の記憶に刻まれることになりました。三枚目の写真も相当に変なテロップですがね…。

ゲーム画面10 ゲーム画面11 ゲーム画面12

ゲーム画面13 ゲーム画面14 ゲーム画面15

次におかしな話がこのシーンです。山岡は事もあろうに美食倶楽部に自分の調理道具を置いてきているという失態を冒しているうえに、海原遊山の「ネコまではりょうりできんわ。」という滅茶苦茶な発言です。

ゲーム画面16 ゲーム画面17 ゲーム画面18

あえて総ては紹介しませんが、当時一番話題となったアンコウを調理するときのゲームオーバー画面がこのゲームの駄目さ凄さを象徴しております。テキストを考えた人は相当な人です。アンコウで骨折はないだろ…

ゲーム画面19 ゲーム画面20 ゲーム画面21

ゲーム画面19 ゲーム画面20 ゲーム画面21

最終的には「しぜんのなかでそだった、けんこうなアンコウのカンゾウと、にんげんのこざかしいワルヂエでつくりだした、びょうてきなカンゾウと、どちらがうまいか?!」とか喋らせますが、もう遅いです。これは究極のギャグゲームです。


紹介はあえてここまでにしておきます。

この後、最高のおもてなしをするために『高知県』や、『四万十女子大学』などを巡り歩き、その末に海原雄山とのラーメンバトルへとなだれ込みますが、もう本当に面白いです。テロップが。
令和のせりすけフリークでは家庭用はそこそこまともな物を紹介し続けてきましたが、ここにきて一気に爆発させてみました。
冒頭の枕トークに覚えがある方ほど、是非プレイしていただきたいゲームだと思います。
とまぁそんなわけで今回はここまで。ではでは~(^-^)/~~


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