スーパースターソルジャー

「世界範囲での大会」が開催されたタイトルは、これが初めてじゃないでしょうか。

タイトル

ゲームタイトル メーカー ジャンル ハード
スーパースターソルジャー ハドソン / カネコ シューティングゲーム PCエンジン Huカード

ピリ辛難易度のメインモードと、気楽に楽しめるキャラバンモード。

ゲーム画面1

1990年7月6日に出たタイトル。『スターソルジャー』の時系列上の続編であるが、ゲームシステムとしてはほぼ別物で、初めて「個別モードとしてのキャラバンモード(専用ステージ)」が搭載された作品。
十字キーにて自機移動。ボタンは各自、ショットボタンとオプションチェンジボタン。SELECTボタンで4段階の自機スピード調整が可能。また、スピード調整と同時に、自機後方に攻撃判定付きのバックファイヤーが発射される。


4種類のショットを使い分けろ!けど実際に使うのは2種類。

ゲーム画面2

本作に登場するアイテムは主に「メインショット系(4種類)」「サブショット系(2種類)」「点滅クリスタル」「スコアジェル」の4タイプとなっており、メインショットは同じ色のメインショットアイテムを連続取得するとパワーアップ。ある程度までたまると、点滅アイテムと同効果の画面全体のボムが発動する。
ただ、実際は「スプレットレーザー」(緑)と「マルチショット」(赤)の性能が高すぎて、これ以外は死に武器という感じ。
おそらくは要所要所で使い分けをさせたかったのだろうが、性能差がありすぎるうえに、ミスしてしまうと「マルチショット」(赤)のパワー初期段階に戻ってしまう為、一度ミスすると連鎖ミススパイラルにはまりやすい。
そういった背景から、赤と緑以外はそんなに使用用途がないというのが現実である。


難易度的にはピリ辛です。

ゲーム画面3

前項でも記載したが、ミスしてしまうと「マルチショット」パワー初期段階に戻ってしまう仕様から、この項で貼ってる写真のように、雑魚敵が大量発生する場面や各ステージのボスでは、復活までの数機の消滅は覚悟しないといけない。
順調にプレイすれば10機以上の残機を溜める事が可能だが、ノーミスで行くと、打ち返し弾や弾幕も厳しいことになってくる。当然当時は昨今のシューティングのように当たり判定が小さい訳ではないので…
案の定連射パッドは必須。ショット発射回数が未使用時のそれと比べて圧倒的に多い故に、敵やブロックなどを簡単に破壊しやすいため、キャラバンでも使用可能となった。


キャラバンモード

制限時間以内のどれだけのスコアを稼げるかを競うモード。
2分と5分の2つに分かれていて、後者はステージ2のボスを倒すのがクリアの条件。それまでに残った制限時間と残機数は、特別スコアボーナスへと換算される。
前者の場合はクリアが不可能なので、その2分で稼いだスコアで勝敗を決めるというルール。
キャラバンモードでは、破壊可能な赤ブロック青ブロックを破壊する事で、前者は攻撃力アップ後者は得点アイテムとなる。
ステージ中に敷かれているブロックを破壊すればする程にスコアが増えるのは言うまでもなく、さらには大きなスコア入手のチャンスとなる「隠しブロック」があったり、スコアを稼ぐ上で無視できない様々なテクニックもあったりするので、高嶺を目指すのが楽しい。
ハイスコア目的ではないプレイとしても耐え得る完成度の高いモードであり、「こっちが本編」という人も出てくるという事は、それだけの完成度という事である。


せりすけフリーク採点。10点満点中6点。

ゲーム画面3

具体的に減点対象を挙げると、
1,時系列上の前作である『スターソルジャー』と比べると、ゲームシステムや外観を変更しすぎた事。-0.5点
2,タイトーや東亜プランの影響を強く受けすぎたメインモード。-1点
3,その流れを汲んでか、あきれ返る高難易度の最終ステージで-2点。
4,オプションチェンジボタンを使う必要性がない。(1つ取得している状態でしか効果を発揮しない)-0.5点。
で、合計6点の評価をさせていただきます。
とは言ったものの、撃って破壊しまくる爽快感は紛れもない事実なので、「スターソルジャーの続編として考えなければ
普通に合格ラインを満たした作品だと思っていただいて構わない。


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