マルちゃんdeグー!!!
一本のST-Vロム
ゲームタイトル | メーカー | 使用基板 | 稼働日 |
---|---|---|---|
マルちゃんdeグー!!! | SEGA / 東洋水産 | ST-V基板 | 1997年12月 |
これは、1997年12月。我孫子市湖北台に存在したスターメッセと言うゲーセンで起こったお話です。
どのゲームセンターにとっても、冬の書き入れ時は、年末年始です。
しかし、ここスターメッセは、ゲームを選定する所長も店長もセンスのセの字も無い方で、
入荷して速攻で難易度上げ過ぎるから、対戦の前に練習が出来ないわ。インストカードはべらべらにするわ。プライズゲームの景品に「あきたこまち1キロ」をいれるわ。
「こんなんだったらまだ我孫子か柏がましだ」と、客は二、三人と減り、新たに入ってくる客もいなくなりました。
そんな中、「稼働したての月華の剣士」を撤去して、一本のバラエティーゲームを入れました。
それがこの「マルちゃんdeグー!!!」でした。
所長はおもむろに設置を終え。たまたま居合わせた、当時高校生だったセリスが、意気揚々コインを1枚入れ。
数分後。彼は悲鳴を上げました。
「あんじゃぁこのクソゲーはぁ!月華の剣士返せぇ!」
2年後の秋。スターメッセは誰からも惜しまれる事なく、ひっそりと閉店しましたとさ。
おしまい。
何せ単純なうえにクソ難しくてその癖練習も対戦も出来ない。
皆さん。おはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
気でも触れたかと言われそうですが…正気です。
まぁ、正直取り上げたくもない…というか…ま、正直せりすけフリークでこのタイトルを扱うのは2年早いかなと。
高田馬場ゲーセンミカドさんがこのゲームで大会をやってはいますが、その動画を見てもかなり手古摺っていますので、やはりせりすけフリークには早いかな…と。
ほら、もうこの写真の時点で嫌な予感しかしないでしょう。
この前にもレバーをグルグルまわしたり、連打系のゲームで制限時間がゲームの難しさに対してノルマが厳しすぎたりという…
このゲームも、麺職人だかの大会のステージなんですが、なんで大会でボタンを連打してラーメンの早食いをしないといけないのか。
しまいには、何故レバガチャで、ロシア人と麺綱引きをするのか。で、無事に大会に優勝をして、屋台を手に入れるのですが…
一人の客が次々とラーメンを食べるというその光景も滑稽なんですが、この後の
謎のフランス人が現れて…
これ、連打系の種目でして、屋台で民家の壁をぶち破る画もシュールなんですが、これ連射装置使っても負けそうになる位きっついです。いや、ホント。1回死にました。
こうして店を出すわけなんですが、もうほとんどラーメン職人になるのには関係無いゲームばかりで、
「神経衰弱」に至っては「正解→硬直→時間切れ」という即死コンボ決めてきますので、「どこを見ても評価に値する所が無い」というのはこのことか。と。
腰砕けなサウンド、棒読みのボイス。ドイヒーな「難易度」。
ぶっちゃけMAMEでプレイする価値すらない。
ミニゲーム集としてはゲームが全15種類だけですし、しかも対戦も無ければ選択もできない。スコア等の遣り込みをさせるような要素も無い。
前回の卒業証書でも言いましたが、このタイトルの価値は、汎用筐体で専用コンパネなしで動かせるというそれだけだと思います。
こういうタイトルがオペレーターを絶望の淵へと追いやるのです。冗談ではありません。フィギュアヘッズエースとか、マジシャンズデッドとか。何をどうしたらこんなのが世に出せるのだろう。
ま、テストモードはちょっと救いがありました。ま、これでもドギツイので、1コイン3クレジット位欲しい所ですがね。
とまぁこんな寒いゲームを紹介しては、たまったものではないので
関東圏のみで申し訳ないのですが、セリス一押しのラーメン屋を紹介しますので、是非是非暖まってください。
東京 / 神田(池袋に支店) 鬼金棒
東京 / 神田 無銘
東京 / 池袋 らぁ麺はやし田
東京 / 市ヶ谷 デュエ イタリアン
さて、せりすけフリーク。年内はこの回が最後になります。また来年も、よろしくお願いいたします。