メタルスラッグX / メタルスラッグ3

ダイナミックな演出。緻密な書き込み。稼ぐとなると鬼。Extendなし。というネオジオ4拍子そろい踏み。けどオススメ。

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メタルスラッグX / メタルスラッグ3 SNK アクションシューティング KOFに次ぐネオジオ安定稼働タイトル

ドットの限界に挑め!

96年アーケードゲームはポリゴン化やアニメ化等、それぞれの方向を模索しており、格闘ゲームと一部のシューティング以外は非常に分が悪い状態だった。そんな時に出てきたのが、このメタルスラッグである。
キャラクターの見た目に反して、例えば寒くて震える。とか、居眠りをする。とか、黒こげになったりと、とにかくスーパーファミコン程度のスペックの基板でここまでするか!というレベルである。
キャラの描写やアニメーションを観ているだけでも十分に楽しい一作である。

メタルスラッグX01 メタルスラッグX02
ラクダが出たり、燃えて爆発したり…
ドットの限界を目指した演出が素晴らしい。
写真では伝わりにくいが、ミサイルも緻密に描かれている。

豊富な武器。豊富な乗り物。そして自由度の高さ

どうしても難易度の高さが気になりやすい本作ではあるが、各アクションは軽快でスピード感を損ねることがなく、アニメーションの細かさもあって、動かしているだけでも楽しい。
その中で出てくる沢山の武器。例えば手りゅう弾。ヘビーマシンガン。しゃがめる戦車メタルスラッグ。果てには宇宙船。
各ステージには助けとなる捕虜もいれば、[3]になればステージ分岐もあるので、短時間終了でも満足感が得られやすいのは、このゲームの最大の良さであろう。


完成形であるXと3

ファンの間で最も名作として名高いのが、今回紹介している[X]と[3]である。
第二作目メタルスラッグ2のミッション構成と武器構成を再調整した[X]と
難易度が高い代わりにステージの分岐を中心に攻略性の高さを重視した[3]。
私個人は[X]である。[3]は難易度をあげすぎてしまったような気がする。(特に某ボスと最終面)
これ自体は個人の好みでもあるが元々長寿命稼働がウリのMVS基板。
Xと3は都内でも郊外でもゲームコーナーでも一番安定して見かける気がする。
難易度が高いと言われる理由は単純で、基本的にどの攻撃を受けても一撃で死ぬ上に、エクステンドがなく、初期出荷設定だと3機しかない。
だが、一発死+この仕様により凡ミスがハイスコアや装備を含めて命取りとなるため、一定の緊張感があるのも面白い。
とは言え、Xも3も最終面でアイテム運が大きく絡むことと、加えて3は最終面が長すぎるのは流石にやり過ぎだったような気がする。

メタルスラッグ301 メタルスラッグ302
食べ物を食べると太ったり、時にはゾンビになったりする。 この謎の宇宙人が物語のカギを握ることを、この時はまだ誰も知らなかった…

その後のメタルスラッグ

その後、パチスロでも登場するだけでなく、メタルスラッグのプレイヤーキャラである「フィオ」は「KOFマキシマムインパクト」へ。某キャラは「SNK vs CAPCOM」へ。ネオジオバトルコロシアムには「マルコ」も出演した。
更には怒から、「ラルフ」「クラーク」さらに家庭用に至ってはレオナも登場と言う大盤振る舞い。
現在は家庭用でナンバリングタイトルが出ているが個人的にはsteamで全作品リリースか、3Dになってゼルダや007の様な魅せ方のゲームも面白そうに感じる。
是非是非一回はプレイしていただきたいと思う。


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