あしたのジョー伝説


50周年記念でアニメをやっていたんですね…。先に言っておきます。このゲーム、クリアしてません。

タイトル1 タイトル2 タイトル3

ゲームタイトル メーカー 使用基板 稼働日
あしたのジョー伝説 WAVE / SNK MVS 1991年

もうこの画面で俄かに危険な香りがしていると思いますが。

操作説明 ゲーム画面1 ゲーム画面2

最近、高田馬場ゲーセンミカド様で、ミカドの独自ルートで稼働となった怪しいレトロゲーム達をやっていると、いやはやすごいもんですね、出来が(笑)
何かもう「フォースファイブ(サミー)」とか「拳獣(サミー)」とか「青春スキャンダル(SEGA)」とか、宇宙意識体とかに生まれ変わったというか、高次元に転送した感覚が味わえます。
そんななかで今回、なんとまさかの50周年との事で、ネオジオで登場したこの作品を、このページで取り上げるわけなんですが、
…えー、まぁ。とうとう来てしまったか…。この修羅の国が。と、私は身も震え立つ思いでした。
最初に断言しますが、『面白く無い上に勝てなくて仕様にムカついて止める』ゲームです。ゼニゲバでも…いや、多分エミュレーターでもブン投げるレベルです。
操作性は時代を差し引いても微妙ですし、演出もひどいし、本当に何を書こうかというレベルです。


あまり興ざめしても仕方ないので…

ゲーム画面3 ゲーム画面4 ゲーム画面5

ゲーム画面6 ゲーム画面7 ゲーム画面8

ゲーム画面9 ゲーム画面10 ゲーム画面11

ゲーム画面12 ゲーム画面13 ゲーム画面14

ゲーム画面15 ゲーム画面16 ゲーム画面17

まずはゲームの説明から。ストーリーは原作同様。ゴロツキだったジョーが力石などのライバル達と拳を交えつつ、人として、ボクサーとして苦悩しながら、世界的なボクサーへと成長していくという原作の流れを一応追ったストーリーとなっています。
『パンチ』、『防御』の2ボタンで、同時押しで強力なパンチが出せます。ですが、これまでにもお伝えしております通り、ネオジオは同時押し認識に問題がありますので、今更これを稼働させる酔狂なロケーション様があろうものなら、同時押しボタンを忘れずにつけてください(笑)。レバーとボタンを組み合わせることでジャブやボディーなど様々な攻撃を出せたり、スウェーやダッキングなどの様々な防御を行うことが出来ます。
で、ここでまず最初の壁が出てきます。このゲーム。横スクロールのベルトアクション風の「ザコとボスが登場するステージ」と「タイマン形式のステージ」の2種類の、全10ステージ構成なのですが、
『LIFEは持越し』という事です。厳密には3本ありますライフゲージ。前のステージでダメージを受けすぎていると、次のステージが開始した段階でライフゲージが満タンではないという事に。正確には最後に終わった段階から約1本分が回復します。つまり「タイマンステージなのに最初からジョーが血まみれでリングに上がる」という奇怪極まりない状態が爆笑どころです。
さらにザコがいるステージでもザコとボスのライフゲージが同じという仕様だから、ザコの後に出て来たボスが戦う前から既にボコボコの顔になって出て来たりもします。なに考えてやがる開発。
案の定、最初の操作説明で色々と技の出し方を説明されますが、実際のところ技の種類色々があってもあまり意味を成していません。アッパーとかとどかねえよ。つかえねぇよ。その癖ザコはキックとか飛び蹴りとかかまして来るんで爽快感なんかは皆無。


ゼニゲバで心折れる場所

ゲーム画面18 テストモード1 テストモード2

ゲーム画面19 ゲーム画面20 エンディング

この7ステージ目の「ロバート&カーロス・リベラ」でしょうか。ここでほぼ心が折れます。
一定時間経過するかある程度ダメージを食らうとロバートがまだいるのに、カーロスが背後からカエル飛びフックを繰り出してくるようになってしまいます。なので、ロバートを瞬殺ハメ殺し出来なければ勝てる要素皆無。
結局のところ私はここで心折れてやめました。レベル1にしても状況は一向に良くならなかったからです。
で、『最終ステージ「ホセ・メンドーサ戦」では、コンテニューが出来ない仕様』です。どうしろと…


プレイをするにあたっての注意点

ここまで読んだあなた。そしてこれまでの「せりすけフリーク」を読まれている方ならお判りでしょう。
このゲームは「戦場の狼(CAPCOM)」ばりのハードな戦場での戦闘を要求されるという事を。
ザコの攻撃をガードないし避けられるようにならなければ、余命はいくばくもありません。レベル1にする意味もほとんど感じません。
このゲームが『あしたのジョー』のキャラゲーであることを常に意識しておくか、完全に忘れるかのどちらかにすること」です(笑)。心の広い原作のファンの方は前者を、広くないファンもしくは原作を知らない人は、「高森朝雄(梶原一騎)先生と、ちばてつや先生には全く罪はありません。」単なるアナーキーなアクションゲームとして楽しんでください。
と言ったところで、今回はここまで。ではでは~。


戻る

ページトップ