バーチャファイター

世界初の3D対戦格闘ゲーム。全てはここから始まった。

ゲームタイトル メーカー ジャンル コメント
バーチャファイター SEGA / AM2 格闘ゲーム 単純ながら奥深いゲームバランス

「Model-1」で登場した3D格闘ゲーム第一段

 3DCGにおいてはまだ人型のスムーズなアクションさえ珍しかった状況で、2体の人型が格闘をくり広げるという映像は、ゲームセンターに絶大なインパクトを与えたといえる作品である。
 それまでの格闘ゲームではボタンがパンチとキックを弱・中・強(またはそれに近い形に)に振り分けられていたが、パンチ、キック、ガードと言う異色のボタンレイアウトを採用する。
 たしか当時のディレクター鈴木裕と娘さんのワガママ(レバーの操作が苦手だかそんな感じ)と記憶しているのだが、現状を見る限り、ボタンを押していれば何とかなる。という格闘ゲームの鉄則において、これは嬉しい誤算と呼ぶに相応しいかもしれない。


リアルさを追求していた構成

 バーチャの場合リアルさを追求している構成になっているので、体重、痛み等の様々な物理的法則の概念も、2Dとは違ったアピールを伝え、徐々に支持者が増えていきました。
 必殺技の出し方一つとっても様々な動きをすることから、あまりに斬新なゲームであったため、発売当初こそ人気は良くなかったものの、技コマンドが一方向+ボタンと言った簡単な操作。趣旨としても上級者との試合もやられっぱにならないように。という趣旨だったので、パソコン通信やゲーム雑誌に取り上げられるようになり、やがて人気を博するようになり、ついにバーチャファイター2で不動の地位を獲得する。


地方ごとに作られていくコミュニティーは、やがてゲーム業界の文化へ。

 バーチャ2にもなると、ロケーションは非常に盛り上がった状況となっており、地方ごとに技術にも違いが見受けられました。
『立ち斜上』や『岐阜コンボ』。アテナ杯の存在も地方ごとのコミュニティー。
後の様々なジャンルのゲームに大きく影響を与えるコミュニティーが、そこに完成された。
あなたもその地域の主役になれたのです。


VF-NETの存在。カードによる戦績保存。全国へのライブ配信

 バーチャ4はカードシステムとネットワークサービス「VF.NET」の採用により、名前、連勝記録、段位、アイテムなどの管理ができるようになった。
 プレイステーションのメモリーカードや、当時のパソコンで使われたフロッピーディスク。セガの家庭用ハード。ドリームキャストのビジュアルメモリでの保存はあったのだが、専用アクセスカードを用意して、そこにリングネームや戦跡。コスチュームなど。自己表現の場が提供された。
 また段位についても、最強の称号「覇王」が採用され、この段位は後のバーチャ5でも一つの区切りとして君臨し続ける存在となった。
 そのバーチャ5になると、大会支援機能。VFターミナルや、全国の対戦映像がライブで配信されるようになり、更にUSB等やDVDを介さず、自分のPCに動画が保存できるというサービスもはじまり、これもセガの他作品に引き継がれるのだった。


バーチャファイターに対して一言。

バーチャファイター23周年おめでとうございます。
3DCGの世界において人体表現から始まって、それがやがて技を出し、格闘ゲームとして姿を成し、初代発売から23年となりました。今だ無限の可能性を秘める作品で、その可能性はまだ十分に発揮できていないと思うのです。
ALL.NET配信でも構いませんし、もしそれが難しいならその志を継いだものを、見せて欲しいですね。


バーチャファイター5FSを、普通に遊んだ。

特にスコアを狙うわけでもコンボを狙うわけでもありません。ああ。こんな感じなんだ。って思っていただければ。
同行してくれたPSXさんと雑談しながら撮影しています。五月蠅いです。注意。


2019年。クラブセガ秋葉原に録画機が付きました。(2019年1月25日更新)


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