アトランチスの謎

何が謎なのかは最後まで全くわからない。

タイトル

ゲームタイトル メーカー ハード 発売日
アトランチスの謎 サンソフト ファミリーコンピュータ 1986年4月17日

理不尽な要素てんこ盛りの「ムズゲー」であって、「クソゲー」ではない。

ゲーム画面1 ゲーム画面2 ゲーム画面3

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。

教えて著作拳!!

今回はコチラ。『アトランチスの謎』。ネタを考えている時に偶々「世界ふしぎ発見!」をやっていたので、これにしよう!と決めた感じです。

4方向レバーの2ボタン。攻撃(爆弾を投げる)とジャンプ。敵への攻撃や上の写真にあるような扉の開閉は爆弾で行います。ただし爆弾を投げてから爆発までタイムラグがあり、攻撃範囲自体も狭いので当てにくく、非常に制御が難しい武器となってます。
で、飛行系の敵は爆弾を直接当てても倒せますが、地上を歩く敵へは爆風のみ有効です。爆弾なので爆発に巻き込まれると当然ミスになります。ただし敵と主人公で喰らい判定が異なり、敵は爆風に触れただけでダウンしますが、主人公は直接爆弾に触れるほど近づかなければ大丈夫です。
で、ジャンプにも癖がありまして、「ジャンプボタンを押す時間」と「主人公の横移動に掛かっている慣性」の二つで決まります。
ジャンプ開始時は横移動の慣性が強く影響するのですが、空中では左右入力での制御がほとんど効きません。そんな中ゲームが進むにつれて地面が滑るステージとかが出てくるので、特殊でジャンプ操作がより困難になります。
これらの仕様にもかかわらず落ちると即死の穴がやたらと多く、ステージによっては足場の方が少ないという苛烈なバランスであるので、初めての人はステージ1で2.3機犠牲にするつもりで攻撃とジャンプの練習をしておくのが妥当です。


全100ステージという広大なボリュームに対し、事前調査をしておかないと絶対に詰む設計。

ゲーム画面4 ゲーム画面5 ゲーム画面6

この時代としては広大な設定は良いのですが、特定のアイテムが無いと隠し技の無敵コマンドでも使わない限りとても攻略できないステージも多数存在します。
また写真1枚目のように爆弾で自爆して床をすり抜け下の扉に入る「自爆ワープ」などと呼ばれるテクニックもあるので、今からこのゲームをやるなら、事前調査は必須。(自爆ワープは成功すると残機も減らない意図的な仕様)
というのも事前にロケハンや調査をしておくことで、クリア難易度に天地の差が生まれる事で有名です。(FF5とかFF8みたいですね。)
一般的には、隠しルートを駆使して無敵アイテムを取得し12ゾーン経由でクリアが最短かつ、慣れれば低難易度と言われます。
またステージの中にはアイテムパネル(下段三枚目参照)があり、先程も少し出た無敵アイテムや、メガクラッシュ(画面全体攻撃)などの極端すぎるものがあるかと思えば、「↑」(レバーを上に入力すると3点入る)と言った微妙すぎるものまで存在します。
写真の宝箱は、すべて得点です。


まとめ

ゲーム画面7 ゲーム画面8 ゲーム画面9

世間一般では「クソゲー」認識ですが、実際には「ムズゲー」という部類であることが、今回記事にして改めてわかりました。
というのも、当時のファミコン世代のメインは高校生までの子供たちで、俗にいう「クッソー!もう一回」という考え方が中心だったり、学校で友達と情報交換をしながら、ゲーム雑誌での情報解禁を待つのが標準だったからです。
スーパーマリオというタイトルがリリースされてからのリリースだったので、後発のゲームとしてどうしても見劣りするという評価が中心となります。
でも、全100ステージと言う膨大なステージ数から個人の自由で正解を探すという探索という点においては、本作は忠実に構築されておりますので、やっぱり操作に癖がある点と、ノーヒントが引き金になったんだろうな…と。
一回遊んでみて間違いないタイトルであるのは確かです。可能性も感じられると思います。

それでは今日はこの辺で。ではでは~。


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