魍魎戦記MADARA

「女性向け同人ネタ満載」を地で行く漫画の走り。

タイトル1 タイトル2 タイトル3

ゲームタイトル メーカー ハード 発売日
魍魎戦記MADARA Konami Digital Entertainment ファミリーコンピュータ 1990年3月30日

原作は「マル勝ファミコン」で長期連載されていたシリーズの第一段

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。

さて、今回のタイトルはコチラ。
『魍魎戦記MADARA』。角川書店が刊行していたゲーム雑誌で連載されていた漫画。「摩陀羅壱」をゲーム化。一部に原作と異なるゲームオリジナルの要素があり、ラスボスもゲームオリジナルのキャラだったりします。


とりあえず簡単にあらすじを。

オープニング オープニング オープニング

オープニング オープニング オープニング

ま、この6枚で全部済んでしまうんですが。

原作では村が魍鬼に襲われましたが、ゲームでは村は襲われておらず、タタラが毒にやられております。で、「白のソーマ」を探しに行く…という所から冒険がスタートします。
村の何処かにあるレインツリーで進行状況をセーブすることが可能なので、新しい街や村に着いたら、まずはレインツリーを探しましょう。


ゲームバランスにかなり問題がある。

コナミの初作品とは言え、序盤からレベルアップまでの必要経験値量が異常に高く、エンカウント率もかなり高い。戦闘でも攻撃したとき・受けた時のダメージ幅に非常に大きなばらつきがあります。で、攻撃力をアップさせる補助魔法があるのですが、それで強化しても、ダメージ幅のばらつきは変わらないのが厄介です。そして、中盤から後半では一部のザコやボス敵が厄介な全体攻撃をお見舞いしてくる局面が多くなります。

で、もうひとつ困ったことに、移動中に使える魔法が何故か霊術だけ。唯一の回復魔法「ソーマの秘術」は戦闘中にしか使えません。それなのにアイテムの所持限界数が全員共通で装備品も含めて8個までなので、回復アイテム類を満足に持てず、逆にいらないアイテムを後生大事に持つ危険性があります。
更にゲームバランスを崩す物として、ある程度までダメージを防ぐ「ゴウリキふ」があります。これだけで終盤までほとんどの攻撃を遮断出来る壊れ性能です。ラスボスに限らず、中盤以降は必ずハクタクやセイシンジャを入れ、常にゴウリキふを唱えておくと、かなりの鉄壁になります。「ゴウリキふ」の消滅したタイミングの攻撃は軽減されずに直撃扱いになります。さらには1000以上程度のダメージで一撃で粉砕される可能性があります。終盤の雑魚の最強クラスの攻撃は1000越えのダメージが平気で出てきます。終盤は戦闘をまたいでも一定ターンの間攻撃力を上げる「アシュラふ」が大活躍。

そんなわけで話が進めば進むほど、戦闘がゲンナリしてきます。とは言え道中で戦っていく「魍鬼八大将軍」との戦闘前に披露されるアニメーションビジュアルは、一見の価値がありますし、ゲーム画面を見ても判るように、なかなか独特の雰囲気は出ています。


総評

確かに粗やとっつきにくさもあるのですが、サウンドの出来、世界観は感心する部分も多く、単なる「バランスの悪いキャラゲー」とは言えない作品です。続編として『魍魎戦記MADARA2』がスーパーファミコンで発売されましたが、そちらは本作を踏襲しつつもシステムは大幅に改良されており、大分とっつきやすくなっています。尚、ストーリーはオリジナルです。

と、言う訳でこのゲーム。もしよろしければ原作も読んでいただければ更に楽しめる事請け合いです。

…う~ん。やっぱり前回の『史記英雄伝~人竜伝説~』が当たりだっただけに今回はパンチに欠けますね(笑)
それでは今日はこの辺で。ではでは~。


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