ドルアーガの塔 -The Tower of Druaga-

せりすけフリークより深堀り紹介タイトルです。前回より中身は濃いですよ。

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ゲームタイトル メーカー 使用基板 発売日(稼働日/配信日)
ドルアーガの塔 バンダイナムコエンターテインメント SUPER PACMAN HARDWARE 1984年7月

全国で情報戦線が繰り広げられた先駆け。

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囚われの巫女「カイ」を救うために、全60階構成の「ドルアーガ」が住むの塔に挑む、主人公「ギル」
4方向レバー+1ボタンでギルを操作し、制限時間内にフロア内にある鍵を取り、扉に到達することでその面はクリアとなります。また各階では条件を満たすと宝箱が出現します。これを取得することでギルは少しづつパワーアップしていくのですが、特定のアイテムを取得していないと、別のフロアのアイテムが出現しなかったり、ドルアーガが倒せなかったりする…だけでなく、ギルの体力が低下するなど罠アイテムもあります。全面クリアでコングラッチュレーションと表示されてゲームクリア。
各フロアの迷路は一定ですが、ギルのスタート地点、敵、鍵、扉の出現位置はランダムです。

基本は「隠された宝箱を出現させてアイテムを取得し、ギルを強化する」ことにあるのですが、出現方法は全ての階においてノーヒント。しかも出現方法が分かりにくいものが多いです。よって事前情報なしでプレイを開始した場合のクリア難易度は非常に高く「特定の系統の敵を順番通りに倒す」「特定の座標を下向きで通過する」「スタートボタンを押す」「9秒近くレバーをニュートラルにしない」など嫌がらせとしか思えない条件も多く、当時ゲーセンに備え付けられていた「コミュニケーションノート」に攻略の糸口となる情報が次々と書き込まれ、交流は活発化するものの、85年1月に電波新聞社から発売された雑誌「マイコンBASICマガジン」で暫定情報が公開されるまでナムコにはクレーム含め攻略情報を…という声が多かったらしいです。

一番困るのは難易度調整がいびつということ。ロケハンのときはまさかの5階でメイジに囲まれるという散々な目に合わされたのですが(云十年ぶりだからって酷いですよね)。敵・鍵・扉の配置次第ではタイムオーバー(ウィスプの体当たり含む)になる可能性が生じるという1階の段階ですでに散々です。また「数秒間何もしないで待つ」と複雑なアクションこそ必要ない条件の場合、問題なのが出現する敵。初めから移動速度が速いブルーウィルオーウィスプが出現している上に、ウィザードゴーストとミラーナイトが同時出現するので、位置取りによっては発狂寸前もやむ無し。上級者でもパニックに陥らずに最善の対処をするのは困難です。

他にもシステム面での不備や、59階まで来ても致命的なバグでリセットさせられるとか(しかも移植版でも生き残ってるから尚更たちが悪い)総合的に見て、当時でもかなり渋い判断をせざるをえない作品です。RPGとは呼べない代物だったと思います。当時の事情をかんがみてすら不条理に近い難易度。それもただ単純に難しいというだけでなく、発想そのものが理不尽な要素を持つ…その渋い判断が、1984年という時代だからこそ、逆に強い印象を残したと言っても過言ではないのでしょう。


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変更の必要はないでしょう。


パンフレット

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