CHANGE AIR BLADE

最も対戦シューティングしている対戦シューティング

タイトル1 タイトル2 タイトル3

ゲームタイトル メーカー 使用基板 発売日(稼働日/配信日)
CHANGE AIR BLADE Sammy / アイシステム東京 SSV HARDWARE 1999年12月

様々な企業が制作した次世代主力戦闘機を模擬戦闘で戦わせ、採用を目指すストーリー

ティンクルスタースプライツ 旋光の輪舞

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。

今回はEXTRA-STAGEの第8回。

紹介いたしますタイトルは『CHANGE AIR BLADE』です。

対戦形のシューティングゲームとしては、過去には写真左の「ティンクルスタースプライツ」や、未来例ですと写真右の「旋光の輪舞」が挙げられますが、本作はそのどちらとも異なる特徴を持っており、縦シューそのままの画面構成で、ドッグファイトを行うというもの。
シューティングの形は取ってはいますが、(対戦のみ)ラウンド制だったり、気絶の概念があったり等、実際はシューティングの皮を被った対戦格闘に近い作品です。


これがゲーム画面だ!

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

選べる機体は8種類。対戦は同一画面上で行われ、前衛・後衛に分かれて開始します。前衛は画面上部、後衛は画面下部に位置します。

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

ゲーム中、前衛と後衛の入れ替えは(対戦時)ラウンド終了時、普段はランダムで出現する「インタラプト」アイテムを取得する事で行います。
前衛側のシステムは、当り判定が大きく動きも遅いですが、防御力・体力ゲージがあり、ある程度被弾を耐えられるようになっています。味方機(いわゆる雑魚敵)を呼び出して攻撃する事も可能です。

後衛側のシステム通常のシューティングゲームに近く、当り判定は小さいが被弾すると即死。
メモリ制のボムゲージを所有しており、15メモリ以下で小ボム、16メモリで大ボムを発動可能で、1メモリでもあれば必ず小ボムは出せます。
この大ボムは前衛に大きなダメージを与えられる物が多い為、守る為に使うのか、攻める為に使うのかが重要。ただし、自機に無敵効果が付与されない為、ボムを使っても範囲攻撃や貫通攻撃からは身を守れません。

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

前衛側はウエポンゲージをMAXまで貯め、全ボタン同時押しで巨大支援機と合体が出来ます。機体毎に異なる巨大ボスとなって更なる破壊力・弾幕を駆使して後衛を攻撃が可能です。
また合体中は全ボタン同時押しで解除も可能です。これが実は重要で、合体モードで破壊されますと、後衛パワーアップアイテムが出現するのですが、それを阻止することが出来ます。
また、ウェポンゲージが解除した時点の分残るので、再度ボス化する時間を短縮できます。

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

対人戦は概ね3ラウンド制の、2本先取で勝利。
CPU戦では残機制が採用され、その中で相手を撃破することでクリアとなります。


お世辞にも完成しているとは言い難い

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

破たんしている訳では無いのですが、如何せん機体数が少ない為、勝ち負けを考えるとただでさえ少ない選択肢が狭まりやすく、また、インタラプトによる前・後衛の入れ替えの効果が非常に強力で、弾消しはおろか前衛のボスモードすら強制的に解除、ゲージもリセットしてしまいます。それがランダムアイテムとして出現する為、折角発動したボスモードが2秒でオジャンになるなど日常茶飯事。

後衛は基本的に一撃死・前衛は高耐久というコンセプトなのですが、後衛はゲージを跨いでダメージを受ける事が無いのに対し、後衛時に当て方によっては前衛に一瞬で2ゲージ以上のダメージを叩き出せる機体もいるため、本来は耐久面で有利なはずの前衛が逆に不利となる場合があります。

乱入側・被乱入側で前・後衛が固定されている為、前衛が得意な機体選択が出来てしまう乱入側がやや有利です。その為、大会の際は前衛・後衛を選ぶか、コンパネ権を選ぶかの選択をする場合が多いです。

逆にCPU戦はこちらが前衛になってしまえばほぼ何もさせずに勝つ事が出来るのですが、プレイヤーは各面必ず後衛でのスタートで、インタラプトアイテムも滅多に出てこないという事で対戦をしないとゲームの全容がわかりません。


まとめ

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

「自機が突然支援機とドッキングして巨大ボスになる」アイデアなどは『旋光の輪舞』へ受け継がれましたが、その後の展開を考えても、多くの企業が同じような事を考えて頓挫して、やはり「対戦シューティング」という物の色々な問題点を体現しました。
クソゲーというわけではないので、全く遊べないわけではないのですが……
う~ん。秋葉原他ビデオゲーメインのロケでもめったに入らないと思う(なにせ当時の段階で売れていない)ので、
見かけたら即プレイいただくか、エミュレーターになっちゃうかなぁ…。

一般的なシューティングと違う独特の世界観は、味わっておいたほうが良いことは確かなんですけどね。


戻る

ページトップ