ニンジャコマンドー
和のテイストにひねりを加え、細かいサブコンセプトも幾つか設けた結果、のちのワールドヒーローズをも感じさせる作品に。
| ゲームタイトル | メーカー | 使用基板 | 発売日(稼働日/配信日) |
|---|---|---|---|
| ニンジャコマンドー | アルファ電子(ADK) | MVS | 1992年 |
忍者ならぬ、ニンジャです。
みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
今回はEXTRA-STAGEの第４回。
本日紹介いたしますタイトルはこちら！『ニンジャコマンドー』です。
この作品は【一応】アクションシューティングゲームに入ります。任意進行形のスクロールで、個性豊かなキャラクター達との戦いを描いています。
あえて写真を載せないのですが、「正統派の忍者」は誰ひとりとしていません。
アクションの部分は上記の三枚の写真を見てもわかる通り、多彩なアクションやセリフ。写真１枚目に至ってはコマンド技です。
Ａボタンに連射を付けるだけでもかなり強いのですが、写真１枚目のリュー・イーグルが出す「爆裂究極拳」は、レバー上からスタートして「斜め左下」「斜め右下」「斜め左上」「斜め右上」「下」に入力してＡボタンを押すと出す事が出来ます。
連射ボタンで「爆裂究極拳」を出すと、究極拳が連打される仕様になっており、なかなかのバランスクラッシャーでして、ボスでさえ瞬殺が可能です。
いわゆる普通のシューティングにおけるパワーアップショットと思っていただければと思います。
一応Ｃボタンで体力を消費しての画面全体攻撃も有るのですが、「爆裂究極拳」さえ確実に出せればヌルシューになるくらい強いです。
バカゲーたる所以
写真を見てもらってもわかると思いますが、「ミイラ男」「ファラオ」「華麗な舞を見せる相撲力士」等。
その上で力士を倒して一言。「すもうパワーには まいったな！」
そしてステージをクリアした後には「じょせい(腰元)にてをだしたのはやりすぎじゃないの！」と言い出したのに対し「しんぱいごむよう！みねうちでござる！」と、これも語り草に。
で、肝心のゲームはと言いますと、自機の通常移動は遅く、当り判定も厳しいのに、緊急回避動作に無敵時間があまり存在しないのがちょっとキツイですね。通常移動と比較すれば少しだけ素早く距離も稼げるのですが、初動が遅いので回避になっていないんです。
こんな自機に対してボスの攻撃は「速い」か「隙間が無い」です。よってボス戦は画面端に追い込まれないようにパターンと安全地帯をざっくりで覚えて「爆裂究極拳」連打が一番安定です。
さらにダメージを負うと入力途中のコマンドが無効化され、非常に短い無敵と硬直が同時に発生します。これにより体当たりやモーションの長い攻撃は即死技となります。一応、死亡からの復帰時にはそれなりの無敵時間がある為、連続死することはないのですが。
総評
ゲームバランスがちょっと不安定なのですが、トンチキな台詞はニコニコ動画などで未だネタにされていますし、後に『ワールドヒーローズ２ＪＥＴ』などにも採用された「コメントシステム」を初採用され、52代目風魔小太郎、呂布、博士の存在が後の『ワールドヒーローズ』シリーズの世界観の基幹の部分に影響を与えた事を考えると、後々の良い方向に発展していくきっかけになったんじゃないかな？と思います。
何らかの形で一回はプレイしてみていただきたいですね。
テストモード
連射装置(リンク先で購入可能)が余っていれば、Ａ連射をつけましょう。
設定は写真の通りちょっとだけ簡単位にしておけば、基本的には問題ないと思います。
