お互いを狙撃できるのが妙に生々しい。

タイトル 墜落

ゲームタイトル メーカー 使用基板 発売日(稼働日/配信日)
SNK 1986年2月

PSO2のリサでいう所のやりたい放題とはこのゲームのこと。

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
8月も中盤が過ぎてるのに、この連日の酷暑…
電気代が怖いですね…。

今回紹介するのは『怒』『THE KING OF FIGHTERS』シリーズに出ているラルフとクラークはこのゲームの出身です。(ハイデルンはKOFで追加されたキャラです。)
一見すると以前家庭用の方で紹介しました、「戦場の狼」の二番煎じです。ところがこの作品は独特な入力インターフェースを使うので、アーケード版を紹介させて頂こうと思います。(まぁ、ファミコン版はかなり劣化してるのもあるし。)
では、『THE KING OF FIGHTERS』でしか知らない人ほど、ご覧くださいませ。


8方向に移動出来る、任意スクロール型のアクションシューティングなのですが…

ループレバー

写真は検索してダウンロードしたんですが、この『ループレバー』という物を使います。これを使う事で、進行方向とは別方向にショットが撃つ事が出来ます。(例えば戦車などで前に進みながら横に発砲できる)
ダイヤルは1周12方向となっていて、例えば180度反転させる場合でも操作は120度回転で済み、手首を捻る必要が無いように設計されています。
で、Aボタンでショット。Bボタンで手りゅう弾。ただしどちらも弾数制限があり、0になるとその攻撃は出来ません。
また戦場に置かれている戦車にも載ることが出来ますが、燃料が切れるか、耐久力が0になると爆発してしまいます。


セリス・ポイント

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

ラルフとクラークは同志であり、ライバルという設定です。そして冒頭に記載しましたが、お互いをライフルと手りゅう弾でどつき合う事も出来ます。
一応ディップスイッチ1-1で「手りゅう弾のみ相打ち」と「相撃ち」と条件を切り替える事は出来ますが、ONにしてどつき合うのも、このゲームの遊び方でしょう。
もちろん、後の作品のメタルスラッグや、ショックトルーパーズで採用されている『戦車でのひき殺し』もありますし、何なら若干ガソリンが回復します。(笑)
また手りゅう弾を投げた際の爆風に当たった建物や戦車は連爆するので、沢山の敵を一斉に倒す事だってできちゃいます。


総評

当時とは言え難易度はちょっと高すぎです。このゲームプログラムには『クラウムズ』と呼ばれる擬似人工知能が搭載されており、例えば短時間で多くの敵を排除できるプレイヤーは上手、なかなか敵を殺せないプレイヤーは下手だと判断。それに基いて、敵をどこでどれぐらい出すか、パワーアップアイテムの出す場所や数はどうするか、などのシーケンスの変更を行っているのですが、その調整量が少々極端ですし、また意図的に弱く進めると、逆に後半面でパワーアップを絞ってくるので、痛し痒し。
とは言え、ループレバーを用いた操作により、進行状況に応じて上手くやり過ごす点の面白さに関しては本物です。
ループレバーの関係で導入の敷居が非常に高いので、レトロ稼働は難しいかもしれないですが、興味がある人は家庭用アーカイブで遊んでみてもよいでしょう。(ただしハードによっては1Pオンリーだそうです。)

と言った所で今回はエンディング画面も載せて、お別れしたいと思います。ではでは~

エンディング


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