ああ播磨灘
「これはなに？」これはセガ・メガドライブ史上最大のスペクタクルゲームです。
| ゲームタイトル | メーカー | ジャンル | ハード |
|---|---|---|---|
| ああ播磨灘 | メガソフト セガ |
これはなに？ | メガドライブ |
同名の漫画が原作。…………………の、はずです。
いやあ、とうとうやられました。花粉症です。けしてこちらではありません。
『ドラゴンボール ファイターズ』を山本益博バリにベタ褒めした直後に
「キャラゲーに名作無し」
の言葉に代表される、あらゆる意味で「これはなに？」に集約されるゲームです。
案の定のセガ販売。この時点で暗雲垂れ込めるムードになれば、あなたも一流ゲーマーの仲間入りです。
尚、わたくし。肝心の漫画の原作はこれっぽっちも読んだことがなく、「イタズラなKiss」張りにモヤモヤした終わり方としか知りません。
肝心のゲームも、ゲームセンターCXの有野課長を固唾を呑んで見守るスタッフの様な気持ちになれる出来。装備無しの冬山登山みたいなゲームで、
正直『せりすけフリーク』で紹介するのも若干憚れるのですが、最近の相撲業界の不祥事に心を痛めたが故に、どうしてもこのゲームを紹介したいと思いました。
何も言わずにこの三枚の画面写真を見てください。
力士の無駄に派手な気といい、二枚目の飛び込み攻撃といい、現実の相撲では在り得ないような決まり手といい、どう見ても格ゲーそのものなのですが、三枚目を見てわかるように、土俵の外に出れば体力があっても負けです。
原作をよく知らない人がプレイしても「こらアカン！」という内容です。いや悪口ではありません。原作ファンを丸無視したこの暴挙は、当時スト2をプレイしていた。特にエドモンド本田が大好きだった人にはたまらない内容ではないですか。よかったよかった。死刑は免れそうです。
ただ、問題なのはCPU戦の難易度です。回数制限つきでコンテニュー有とは言え、対戦と違い一発勝負。途中から理不尽に強くなる不自然な難易度の変化…というか、CPU戦も対戦も「ハメるが勝ち」みたいなゲームです。
このゲームが売れた理由は、ゲームではありません。
その昔学生時代のせりすけが秋葉原のとあるお店で「FF7の体験版を購入すると、オマケで変な格闘ゲームが付いてくる！」というポップを観ました。
そうです。このゲームも、ゲームの中に存在するある要素(横綱モードクリアで閲覧は可能だが、有名なパスワードでも閲覧可能)がきっかけで、一部ユーザーにバカ売れしたのです。
それではその売れた原因となったある要素の映像と共に今回はお別れいたしましょう。ではでは～
