全国制服美少女グランプリ ファインドラブ
どうなっても知りませんよ
| ゲームタイトル | メーカー | 使用基板 | 稼働日 |
|---|---|---|---|
| 全国制服美少女グランプリ ファインドラブ |
ダイキ / テクモ | ST-V | 1997年11月 |
何と今回はエロゲーです。
1996年よりリセアンよりPC向けにリリースされた作品。
アニメ調のタッチで描かれた女子高生のヌードイラスト「全国制服美少女グランプリ」を、
パズルゲームとしてリメイクし、アーケード向けにしたタイトル。
・・・もうすでにこの時点で違和感がありますが、勝負は下駄を履くまでわかりません。
クレジットを入れてスタートすると、このような画面が出てきます。逆ダライアスですね。この中から好きな女の子を一人選びます。ふーむ、今の時点では普通です。
ですが前回「卒業証書」という地雷を踏んでいるうえに何せエロゲーですからつい身構えてしまい、見るからにゴツい爆弾を解体するシーンを観ている状態に酷似した心理状態に陥ります。今の状態を判り易く言うならば、爆弾のガワを慎重に取り外すシーンです。
と、疑っていても話が進まないので、とりあえずこの子を選びました。
左の画面。ミニゲームの遊び方が表示された後に右の画面…まずいです。画面を見ただけでいきなり爆破カウントダウンが前倒しになったような気分です。
…ミッション失敗。爆弾が炸裂してしまいました。ゲーセン店員時代の私だったら、この時点でとっくに(当時なら)KOF97辺りと入れ替え作業を始める所ですが、現役を離れた今は、心の奥底からメラメラと闘志が湧き上がってくるのを感じます。「この小娘どもをひんむいてやる！」さぁ、めげずにリトライ！
女の子を変えてみた
次に選んだのはこの子。そして最初に出てきたのはこの画面でした。
うーん。なんか非常に嫌な予感がします。そして映ったのはこの画面。
こんなもん画面の調子が悪い筐体か画面が小さい筐体で稼働させたら無理ゲーじゃねぇか！(当然後のステージに行くともっと難しくなる)ちくしょう！これしきのことではめげないぜ！ちなみに正解は
若干の波乱はあったものの、会話デモと一枚絵が流れたら次はこんな画面が出ました。
ううっ、今の今までの経験において、ゲーム上での神経衰弱はマリオ3くらいでしかやった事が無いのですが、まさか、いくらなんでもそんなに変なものとは…
…と、まぁ根性で乗り越えてクリアしましたが、「スーパーリアル麻雀」しかり「ファイナルロマンス」しかり。そろそろ罠がやってきそうです。
悪夢はやってきた
「ここできたかー！！！ちくしょう！これしきのことではめげないぜ！」と思いながら、結局は時間切れで5.6回コンテニューしてクリアした結果が
残り2秒…危ないところだった…ほっとしたのもつかの間、彼女はこう言い放ったのです。
この嫌がらせとも言える攻撃を乗り越え…
ようやく彼女をキャンキャン言わせる瞬間がやってきました…と思ったその矢先、
さすがに彼女もやりすぎと思ったのか、この後のデモでは裸を見せてくれるのですが、ゲームの出来がどうのこうの以前に、コンテニューをしても救済措置が無いとか、ミスをしてもハートが減るから迂闊にハート消費行動もできないとか、こんなパズルゲームが作れる人。是非会ってみたいものです。どこの誰かは存じませんが、ステキです、ステキ過ぎます。
で、この後ステージ2に行くんですが、もうこの辺で辞めておきます。皆さんの楽しみをとっておくために、あえて紹介しません。もう本当にここまで来ると面白いから。
しかしここ最近で紹介した地雷ゲームは本当にテストモードが意味を成していない物が多いですね。ファインドラブも例にもれずこんな感じでした。
とまぁ、こんな散々な紹介をしてしまいましたが。(サターン版)BGMは元米米CLUBの下神竜哉氏が担当しておりますし、PC版と比べると抑え目な表現になっているそうなので、中古屋さんや秋葉原を巡る機会があるなら、是非探してみてください。そして、皆さんも是非このゲームに出てくる女の子を一人残らずキャンキャン泣かせてくれる事を、心から願っております。
さて、次回は家庭用。「ワンダープロジェクトJ」を紹介する予定です。それでは今回、このへんで～
