忍者龍剣伝(ファミコン編)
確実に遊びやすく調整されていく操作性はまさにお手本。
ゲームタイトル | メーカー | ジャンル | ハード |
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忍者龍剣伝(ファミコン編) | コーエーテクモゲームス | アクションゲーム | ファミリーコンピュータ |
壁のぼりや忍術を使い、ステージをクリアせよ
リュウ・ハヤブサの初期武器は刀だが、道中でアイテムを入手することで様々な忍術を使う事ができる。
ステージ中に大量に設置されたオブジェクトを壊すと新しい忍術やエネルギー回復アイテムが出現し、その効果は様々なもである。
また、壁や天井に張り付く事が出来、Iはジャンプボタンを押す事で可能であったが、IIからはレバー上下でも対応がある程度可能だ。
と、このように主人公の忍者らしいアクションを駆使しながら進めていくのが、このゲームの特徴である。
IIへの進化
IIからは写真のように分身が付いたり、風向きなどによってキャラや敵の動きが変わるシステムがある。
このゲームは主人公が指定した地点に立つと敵が出てくる仕組みなので、半端ない難易度である。
更にコナミの悪魔城でもあるのだが、はしごを降りる場面で、はしごを使わずに飛び降りると落下死判定になってしまうのは勘弁いただきたい。
一番遊びやすいのがIII
全体的にインターフェースの改善が見込まれたIII。
リュウにボイスがつき、またパスワード制で途中からの再開が可能に。
ステージもさらに仕掛けが富んでいるので、難しさも損なわれてはいない。
もし話をというか、ストーリーを考えずに遊ぶのであれば、IIIが操作性としても難易度としても完成され尽くしているので一番オススメだ
感情輸入のしやすいストーリー
当時のアクションゲームのストーリーは説明書のみで紹介されるものがほとんどだったが、本作ではゲーム内で語られるため、より感情移入がしやすくなっている。
上記の写真はその一部だが、終盤になればなるほどドラマチックな展開に変わっていく。
しかも当時にしては口パクまで使われているので、一見の価値があるぞ!
『難易度はムズイからオススメは出来ない!でも、ワイはやる。』そんな一作。
主人公のリュウが特定の位置に立つと敵が出現するため、状況によっては詰みの状況になってしまう。
タイムスピードもそこそこ速いので、ゆっくり進む事が出来ない。
しかもラスボス戦で負けると残機が残っていても何故か中間ポイントではなく、ステージ最初又は中盤に戻されてしまう。地獄に叩き落とす容赦ない仕打ち。
あの有野課長とはいえ、スタッフ総出で2日かけて19時間で挑戦クリアーしたが、傑作回として評価が高いので、この三部作は是非プレイしてみていただきたい。