ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣

一人一人に命がある。

  

ゲームタイトル メーカー ジャンル ハード
ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 任天堂 / インテリジェントシステムズ シミュレーションRPG ファミリーコンピュータ
スーパーファミコン

仲間を感じろ。これは戦いだ。

【ふぁいあーえむぶれむ あんこくりゅうとひかりのつるぎ】と読む。
大戦略や、SDガンダム。ファミコンウォーズや信長の野望などに代表されるウォーシミュレーションとは違い、
独自の要素が取り入れられた、また新しいシミュレーションゲームとなっている。


キャラクターに命がある。

この作品の最大の特徴であり、私が名作として紹介したい理由が、「キャラクターの死」である。
ユニットのHPが0になるということは、そのキャラクターは死亡となり永遠に失われる事を意味するので、これまでのように量産が出来ない。
つまり仲間になるキャラクターは有限なだけでなく、大半は村の訪問や敵として出てくるユニットを説得する必要があるので、ジックリと腰を据えてが行えない。(それが死亡となってもNGなので。)
本シリーズにおいて「やり直しの効く」形でのセーブは基本的に章をクリアした時のみ。
よって、パワープレイという物が一層行いにくい緊張感が産まれている。


人間味あふれるステータス成長

本作の特徴として、「成長がレベルアップ毎にランダムで決定される」という点がある。
他のゲームのようにパラメーター調整アイテムという物が無いのだが、そこがまた人間らしく。
人間味あふれる成長システムは、プレイヤーの緊張と感情輸入を引き立てるのだ。


だからこそという高い自由度。

一定のレベルまで育てたキャラクターにアイテムを与えることで上級クラスにチェンジさせることができるので、
弱かったユニットが大化けするケースもあり、より育成に熱が入る。
また、死亡システムを逆手にとって、マルス一人でクリアというやりこみ報告も出ている。
武器の購入や情報収集で街に寄る必要があるのだが、必ず寄る必要も無く。
確かにラスボスは非常にきつい戦闘にはなるものの、それでも攻略が不可能と言う訳ではない。
ラスボスを倒すアイテムも、強力な仲間も用意せず進行すると詰み状態となってしまうが
同時に迫る緊張感は、他作品に見られない独自の感性といえるだろう。


時を経て『ファイアーエムブレム』新作

コーエーテクモゲームズの手により登場する「ファイアーエムブレム無双」
そして、2018年に正統派シリーズの続編の登場も決定。
「シミュレーションRPGの礎となった名作」であると同時に、「名作はけして滅びない」ことを証明した一作であるだけに、期待がかかる。


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