真・女神転生デビルサマナー

デビルサマナーシリーズの第1作は、当時次世代機と言われたセガ・サターンでの発売でした。

タイトル

ゲームタイトル メーカー ジャンル ハード
真・女神転生デビルサマナー アトラス ロールプレイングゲーム セガ・サターン / PSP

現代社会が存続している裏側でのハードボイルドな世界。

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
なんかsteam版の鉄拳7の豪鬼「羅閃」まで行きました。(188勝165敗)
ふぅ、さらりと終わらせるのは疲れる。
それでは改めて紹介しましょう。今回紹介するのはこのタイトル。


タイトル

女神転生は過去にも取り上げましたが、この作品はこれまでのような啓典宗教ではなく、神話やオカルトがベースになっており、下の写真を見てもわかるように、自分の身近にあるかもしれないと錯覚すらするストーリーです。
一応テレビ東京でドラマ化もされておりますが、こちらもかなりオカルトを意識した作りだったと記憶してます。
因みに舞台のモデルは横浜です。

タイトル タイトル


序盤だけ軽く紹介。

喫茶店1 喫茶店2 喫茶店3

物語は主人公の彼女である、秦野久美子と喫茶店でのニュースから始まる。物語の舞台となる平崎市藤原市長と、平崎市議会議員山城により、再開発が可決となったものの、その再開発の名のもとに市内各所の祠、神社の破壊、遷移を行い、新市庁舎を建設させ、問題になっているらしい。
そんなニュースの話題もそこそこに、二人は図書館に行き、秦野久美子の取っている授業の講師である「吾妻 道夫の日本古代文明論」を借りに行くことに。

図書館1 図書館2

そして、秦野久美子は大学に用事があるという事だったので、僕が二人で行こうとしたコンサートのチケットを取りにチケットショップに行った所から、運命の歯車は静かに回りだす。

チケットショップ 戦闘 会話

何がどうなっているのかわからないが、とりあえずこの男についていくことがよさそうだ。するとその先には…

会話 戦闘

チケットショップはめちゃくちゃになり、そこで暴れていたタカシという謎のチンピラはザコを置いて何処かに逃げてしまった。そして僕は待ち合わせの喫茶店に行ったとき目にしたものは…

会話 戦闘 会話

自分を助けてくれた探偵の死亡…そういえば、あのタカシというチンピラは、去り際妙なことを言っていたな…

会話

まさか…いや…と目の前の出来事に混乱しだしたとき、自分をシドと名乗る謎の神父が現れ、出口のない迷宮に放り込まれ、僕は殺されてしまった…

会話 会話 会話

会話 会話 会話

会話 会話 会話

薄れていく意識の中…僕の目の前に現れたのは、三途の川の渡し主カロン。
僕はまだ死ぬ運命ではないらしく、肉体に戻してくれるとの事だったのだが…

会話 会話

会話 会話 会話

え?え?え?…あっけにとられている僕が理解したのは、僕は僕の身体ではなく、僕を守ってくれたあの探偵。葛葉キョウジの身体に移り変わって?…
考えただけでめまいがするような。そして両親や彼女に何と言ったらいいのかと色々と頭の中を駆け回る。
しかし、そんな思いもつかの間。この事件は、彼女が借りた本。市の再開発計画。僕と探偵の身体が入れ替わったこと。そして彼女は信じられない形で一本の線で結ばれていく大きな事件になるのであった…。


で、実際のゲームはどうなの?(仲魔編)

本作では忠誠度と呼ばれる概念があり、仲魔にした悪魔はこの忠誠度が高くなければ命令を聞いてくれない事がある。
それゆえ、セガ・サターン版では、ようやく言う事を聴くようになった頃には使い物になる仲魔が全くいないという罪作りなシステムでした。(PSP版では多少改善されているが。)
忠誠度タイプには…と説明すると長くなるのでまぁ適当に検索してください。
そして自分で思い思いの悪魔が作れる「造魔」が登場。造魔は忠誠度がMAXで固定されており、基本的に命令を忠実に実行します。
しかし、肝心の仲魔にするための交渉はシリーズで1.2を争う難易度ではなかろうか。ただ会話パターンのバリエーションはあまり多くないので、確率の高いパターンが把握できれば、交渉までこぎつけるのは比較的楽。


で、実際のゲームはどうなの?(世界観編)

デビルサマナーに協力する各種施設の主も、「表の顔」「裏の顔」を持っています。
例えば普段は不動産屋。しかし裏では闇武器売買普段はボクシングジム。しかし裏では闇医者…といった按配。更に依頼を持ってくる占い師はマージンの95パーセントを持っていくという水晶玉より現金が大好きな占い師だったり、米軍が武器の横流しをしたり…どこにでもある街の風景の裏にすぐ悪魔に関わる世界がある…という、アングラさと悪魔の身近さは、街の中心部や客引きの酷い繁華街に住んでいる人なら思わず共感してしまうのではないだろうか。


で、問題点

主人公が死んだらそのままゲームオーバーなので、一筋縄ではいかない高難易度。
主人公のレベルを下げたり高確率の即死攻撃をしてくる敵が普通に出現してくるうえに、本作の状態異常の一部はタチが悪く治す方法がごく限られているため、これまでのシリーズで慣れている人でも、一歩間違えると大変な目に会う。そのうえ即死攻撃が結構飛んでくるのに、主人公一人が死んだら即ゲームオーバーで三途の川からのタイトル画面直行。
更にダンジョンの難易度の落差がとても激しい。中盤位から、昇ったり下りたり、最上階から落とし穴に落ちてまた昇ったり。あげくCOMP使用不可の地帯も存在し、悪魔との会話・オートマッピングの参照・仲魔の召喚が出来ないという嫌らしさで難易度が上がっている。せっかくのドラマ仕立ても、後半に行けば行くほど本当にウンザリします…。


せりすけポイント

一人一人にドラマがある等。後に人気シリーズとなる、ソウルハッカーズシリーズやペルソナの土台となった個所がいくつにもみられる。
全体的なゲームバランスの調整不足は、後のシリーズで徐々に改善されていくので、ちょっと軽いバグはあるものの、興味を持った方はPSP版を購入されてみてもいいでしょう。
と言った所で今回はこの辺で。
ではでは~。(^-^)/~~


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