仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド
パスワードが無いのは問題ですが、子供達にお金の魅力と、お金で何でも解決することが出来る事を教えた功績は褒めたい。(笑)
| ゲームタイトル | メーカー | ジャンル | ハード |
|---|---|---|---|
| 仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド |
バンダイ / トーセ | アクション＋少しだけＲＰＧ | ファミリーコンピュータ |
長丁場ゲーなのにパスワード無し＋適当な操作性
はい。みなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
最近のこの暑さは何なんですかね。
おかげで脳の働きが格段に落ちており、理解力が全く働いておらず、人の話が理解できない事態に。って、これはいつもどおりでした。
こんだけ暑いと街中に可愛い女の子も居ないし、ゲーセンに行ってもビーマニは大分指動かなくなってきたし、ジャラステはまたタワーめんどくさいし。
だったらこのせりすけフリークで、「あらゆる意味で涼しくなれるこのゲーム」を紹介しようと。
尚、これ、当然のごとくクリアしてません。
ただ、誤解しないでいただきたいのは、クソゲーだからクリアしないのではありません。
指が疲れるし、システムに慣れた後はひたすら作業ゲーで、爽快感皆無だからです。
ライダーを選んでステージをクリアしよう！
プレイヤーは、まず１号・２号・Ｖ３の中から１人選び、各４ステージをプレイします。
３人のステージを全てクリアすると、３人１組となり、最終面へと進む形です。
各ステージのクリア条件は「ステージのボスを倒す。」と「一定額のお金を集めて門を開く。」
さぁ、この時点でクソゲーの香がぷんぷんとしてきます。
丁度、船越英一郎さん辺りが、これから東尋坊で犯人を激詰しだす辺りですかね。
戦闘シーンはどうなのさ
アクションステージ中で敵シンボルと接触すると、戦闘シーンに突入します。
必殺技(技ポイントを消費する)やアイテムを使う事もできます。
戦う敵キャラクターを選ぶと互いに相手に向かって突進し、体当たりで相撲を取ります。この絵が可愛いんですよね。(笑)
Ａボタンを連打してパワーを調節するのですが、ＭＡＸでぶつかるとに０まで落ちてしまうので、ＭＡＸ手前を維持するのがポイントです。
そのボタン連打が問題。
本作では何かとＡボタン連打を要求されます。上記の戦闘は勿論の事、アクションシーンで「ジャンプ中に連打して落下スピードを調整させる。」「足場の端でバランスを崩した時に連打すると落ちずに済む。」「壁に沿ってジャンプすると壁にしがみついて踏ん張り、更に連打をすると壁の上り下りができる。」
まぁ、これだけならまだ我慢は出来るんです。これだけなら。
金が全てって、サシっす！！対戦タントアールかよ。
これだけのために対戦タントアールのデモ画面用意する私もアレですが、ステージクリア条件を満たすにはかなり多額(第１ステージの段階で２万円)のお金が必要なのに、アイテムやら回復やらお助けライダーやらにも結構なお金がかかります。
にも関わらずアクションステージで上手にショッカーをどつかないと(何)戦闘で敵を倒して得られる金額は雀の涙。にも関わらず戦闘でライダーが１人やられると持っているお金の半分がその場で没収。その戦闘で敵を全滅させてもとられたお金は戻ってきません。
挙句初期状態のライダーは、Ｖ３を除き泣けるほどに弱いため、こちらのレベルに見合わないほど強い敵もごく普通に出てくる仕様上、強いのに出会ったが最後。長丁場で済む相手ならまだしも、強力な怪人相手に逃げる事ができなければそのままエスカレーター式にゲームオーバー。これ以外にもいろいろあるのですが、１号２号は踏んだり蹴ったりです。
コンティニューは一応できるのですが、裏技扱い。コンティニューしてもやられたステージの情報はリセットされます。
たとえば１号クリア後、２号がステージ４でイカデビルにやられたとすると、１号はクリアした状態になっているのですが、２号はまさかの初期状態かつ、最初のステージから…そしてパスワード機能すらなく、裏ワザ抜きで真っ当にやるとゲームクリアまでの想定されるプレイ時間は約30時間…………
やり込みは恐ろしい
こんな作品ですが、時代の変化と共に、あらゆる裏技を酷使し、２時間前後でクリアできるようになったそうです…。
皆、クソゲーだからやらないのではないのです。指が疲れるのと、細かいばかりでストレスの溜まる仕様と、金が全て…この３要素の性でやらないのです。
せめてパスワード位用意してくれれば、評価は全然違ったんでしょうけどね…。
ここまで書いて、読み直しをしながら、今。リアルに。リアルガチにつぶやいた一言は、「…何がしたいんだこの作品。」でした。
しかも本作が登場したのは1988年の２月。こんなの買う位なら、数日後にリリースされる「ドラゴンクエストIII」を買いますよね。普通。
う～ん…最近そこそこ良いゲームの紹介が続いていたからか、疲れました。しかも書いて読み直すと、涼しくなるというよりも、寒くなってきました。
これ紹介するくらいなら、『燃える！お兄さん』とか紹介したほうが良かったかも……ちょっと後悔。
あ。ちなみにこの後にディスクシステムで『仮面ライダーBLACK 対決シャドームーン』何てのが出ていますが、明らかに子供を奈落の底に突き落とし、不良化の背中押しをさせる出来です。(開発はヒューマン。)興味がある方は是非。ではでは～。
