スーパーマリオRPG

マリオシリーズ初のRPG。ゆかいな仲間と、笑いあり、涙あり、感動あり、ミニゲームありと、この作品からマリオの世界は大きく広がりました。

タイトル オープニング1 クッパ城

ゲームタイトル メーカー ジャンル ハード
スーパーマリオRPG 任天堂 / スクウェア アクションロールプレイングゲーム スーパーファミコン

どんなゲーム?

マリオワールドが持つポップでかわいらしい世界観に、スクウェアがRPGで味付けをした作品で、当時は珍しかった大手メーカー同士のコラボレーションが実現しました。
何よりユーザーを驚かせたのは、ちゃんとマリオのアクションの要素を上手に取り入れたRPGになっていて、お馴染みのアクションを従来どおりの感覚で違和感なく出せる…という点が面白いですね。


クッパ城を乗っ取り人々を苦しめる謎の敵カジオーとは?

平和なある日。
マリオの家に遊びに来ていたピーチ姫を、いつものようにクッパがさらって行きました。
いつものようにマリオがクッパ城に向かいクッパと対決、いつものようにピーチ姫を助けます。
その時、天空から現れた巨大な剣が空を引き裂き、クッパ城へ突き刺さりました。
その衝撃でマリオたちは散り散りになってしまいます。
カジオーと名乗る敵の正体は?クッパとピーチ姫はどこへ?そして空から降り注いだ星は一体?
未だかつてない、驚天動地の冒険が、今、始まります。


マリオらしいアクション性を重視したフィールドと、コマンド式のターン制バトル。

マップ 戦闘 レベルアップ

例えば左側1枚目。宝箱は頭上に浮くハテナブロックであり、下からジャンプして叩いて開ける形です。アイテム・装備、コインの他、エンカウントなしで敵を倒せるスターもここから出てきます。
一方で戦闘はターン制なのですが、タイミングを合わせてボタンを押したり連打することによって、攻撃の威力が強くなったり敵からのダメージを防げるという形で、若干のアクション性を持たせています。
その肝心な戦闘も『4ボタンをそれぞれのコマンドに当てはめた、特殊な戦闘コマンド選択方式』です。それ以降のアイテムや技選択も同じボタンで行い、それ以外のボタンはキャンセルとなります。
レベルアップすると、ボーナスとして任意の能力値を更に上昇させることが出来るのですが、ボーナスとしてHP、物理攻撃/防御、魔法攻撃/防御の3種類から更にアップさせる値を選択できます。
ですが、本作のレベルは最大30までなので、どの値を上げるかは、プレイヤーの考え方が問われます。


夢中になってしまうミニゲーム

ヨースター島 川下り 爆裂カブトムシ

ミニゲームが非常に豊富で、必ずプレイするものから、寄り道的なものまで沢山存在します。写真はその一部なのですが、全体的に完成度が高いものが多く、一番右の「爆裂カブトムシ」は中毒性が高いです。
(このゲームに限ってはレバガチャを要求されるので、ジョイスティックが良いかもしれません。)


アクション・パズル部分は全体的に難易度が高めです。

街中 クッパ城1 クッパ城2

本作のフィールドがクォータービュー形式(画面手前からひし形の様に広がる斜め視点)のため、好きに動き回れる街中はともかく、アクションマップでは「十字キー斜め押し」の精密なジャンプを要求される部分が多々ありますし、街と街のつなぎにアクションマップが挿入されているので、ここをクリアしないと次の街へ行けません。
アクションが苦手な人にとっては大変ですが、一度でもクリアしてしまえばワールドマップから直に行けるようになるのが救いでしょうか…
また、街についても、きちんと特定の出口から出ないとワールドマップが繋がらず、次のマップへ行けない…なんて事も…
マリオシリーズに惹かれて始めた子供には、ちょっと厳しいかもしれませんね。


せりすけポイント

「異世界からの侵略者」という、いつもとちょっとちがうマリオの冒険を演出しておりますが、そんな敵の異質さとは裏腹に、製造系企業の上下関係が描かれていたり、出世に命をかけるサラリーマンの鑑が出てきたり、挙句の果てには終盤になれば「この世の悪を守る悪の秘密戦隊」が出てきたりと、とてもユニークです。
アクションゲームである原作を活かしたシステムはもちろん、王道RPGの構図に収まらない意表を突いたシナリオ展開の評価も高く、後のマリオRPGシリーズの原点とも言える作品ですので、機会があれば、是非、プレイしてみてくださいね!


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