ファイティングバイパーズ

当時取材協力いただいた、ゲームinnみとや鶯谷店様。ありがとうございました。

ゲームタイトル メーカー ジャンル コメント
Fighting Vipers セガ・インタラクティブ 格闘ゲーム No Escape

最初の出会いはセガサターン版

高校の同級生に会って明らかになったのだが、昔ワゴンセールでセガサターン版を買った事があるらしく、
私は家庭用→アーケードに移った形となる。
と、言っても、アーケードを初プレイしたのは、つい最近なのだが。
アーケード版はゲームスピードが速い…ではなく、ヒットストップとかが短かった記憶があるので、本家をプレイした時に驚愕した。
ラスボスがアーケードだと異様に強いのも驚いた。


アーマーという駆け引き

操作系統については、セガがすでに発売していたバーチャファイターを元にしているのだが、このゲームは何といってもエンタメ重視の演出やシステムが特徴的だ。
まずこのゲームの最大の特徴は「アーマー」。アーマーは上半身・下半身に分かれ、相手攻撃のダメージを緩和する。
攻撃を受けたりガードし続けると、アーマーの耐久値が下がり、最終的には「アーマー破壊技」を喰らうとアーマーが破壊され
一つ壊れると防御力が半減。二つとも壊れると防御力は一気に下がり、体力ゲージも赤くなる。
一度アーマーが破壊されると、その試合中に回復することはできないので、まずアーマーを壊すのか、壊さないのか。
アーマーを破壊したら(されたら)どう立ち回るか。という駆け引きが、このゲームの基本である。
バーチャファイターと違い、攻めを重視したシステムが特徴的である。


金網という異色要素。逃げ場無のデスマッチ

もう一つの駆け引きが金網である。バーチャファイターにはリングアウトの概念があるが、このゲームは壁(金網)と言う概念がある。
95年代で壁際が絡むコンボという概念は当時画期的で、生投げ(P+G)は単体ではダメージを与えないが、壁方向に相手を投げる投げである。
壁際で決まると壁にぶつける技になりそこにコマンド投げも存在し、果てには特定の技でK.Oすると、壁も破壊される演出がある。
この壁の概念は、後々の多数の3D格闘ゲームに引き継がれている。


なかなか出来が良かった家庭用

テクスチャ表示が苦手であったセガサターンでありながら、移植度に関してはほぼ完ぺきらしい。(PS2は勿論)
ただ、PS2版だと、くまチャン・隠し衣装・ペプシマン等がないのが惜しい所。(でもチビモードがある)
また、アーケード版だと隠しキャラクターを出すために15000回プレイしないといけないので、バーチャファイター2の熱狂ぶりを考えると厳しい所。
更に隠しデモ画面を拝むためには、まさかの20000回プレイ。
家庭用はかなり条件が緩和されているので、興味があれば家庭用を探してみる事をお勧めする。


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