史記英雄伝~人竜伝説~

せりフリリニューアル後、初の大当たりタイトル!死んでもお勧めしないタイトルです!でも紹介はしたい!(笑)

タイトル

ゲームタイトル メーカー ハード 発売日
史記英雄伝~人竜伝説~ 株式会社アウトリガー工房
/
BE-ON WORKS
スーパーファミコン 1995年7月7日

悲しいゲームとは何か

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
コンシューマゲーム機において、悲しいゲームとは何でしょうか。

❶高くて面白い
❷高くてクソゲー
❸安くて面白い
❹安くてクソゲー


普通に考えれば、❷に最も腹が立つはずです。しかし、当時子供で、今人生の奥深さに足を入れ始めた人なら❹と答えるでしょう。しかし、今回紹介するゲーム。『史記英雄伝~人竜伝説~』。これでもう一つのパターンに出会いました。❶の成れの果てです。髪の毛や神経が逆立ってしまいました。

司馬遷が記した前漢時代の歴史書、「史記」を題材にしたゲーム…なのですが。史記の英雄と言えば皆が口を揃えて荊軻(けいか)の名が挙がるはずですが、主人公は架空の人物です。そしてストーリーも史記の時代を舞台にしただけのオリジナルストーリーとなりますので、史記を知らなくても楽しめる…はずです。


とりあえずあらすじから

あらすじ あらすじ あらすじ

あらすじ あらすじ あらすじ

あらすじ あらすじ あらすじ

あらすじ あらすじ あらすじ

いきなりこんな始まりで早くも電源を切りたくなるわけですが、この時に流れる音楽はいいので、ここは何とか持ちこたえられました。とりあえず死刑は免れそうです。

村人の話 調べる イベント

とりあえず村人二人に話しかければイベントは始まるんですが、問題は二枚目の写真。実はこれ。壺のほかに、草むら、木の陰、木材等あちこちにアイテムが落ちています。つまり無駄に探す行動をさせようとしている訳です。だるいなぁ。で、まぁ突然、何者かに追われている武将がへんぴな所に住んでいる主人公の家に飛び込んできます。さらには巻物を渡し、逃げるように命じてきます。

戦闘 逃げる 陳老人

で、とりあえず韓兵との戦闘が3回ありますが、この時点でのレベルでは勝てないので全て逃げましょう。なおこのゲームは逃げても経験値が入るのですが、基本困ったときはあれこれ考えるより、逃げて身の安全を確保することが最良であるという点が微妙です。けどこのゲームは自分より強い敵からは逃げる事は出来ません。更に逃げるアイテムや気功(一般的なRPGで言う魔法)もあるんですが、使う前に麻痺したら結局死ぬしかありません。
で、もう一つ困った点として、基本戦闘で戦う敵は金を落としません。拾ったアイテムや敵が落としたアイテムを売るしかないので、運が悪いと貧乏なまま旅を続けることになります。そして金がたまってじゃあ装備を整えようという所で、今度は武器や防具はその時点でのパラメータによって装備できるかどうか決まります。要するに、腕力や耐久がないと駄目…


唐突に始まるパズルゲーム

巻物 何の修業なの え?

色合わせ 石取り 絵あわせ

このゲーム。何の脈絡もなく突然パズル要素が挿入されます。結構難しいうえに、解かないと先に進めないのでテンポが悪いんです。当然途中のイベントではさらに嫌らしい難易度になって出てきます。

当然のツッコミ そんな。

そんな。


もうここで疲れ果てて辞めてしまう人が大半です。

スタンプ帳 取説w クイズ仙人

まぁ詳細は控えますが、この後に待っているのは狂ったゲーム。スタンプは集めても隠しボスと戦えるようになる…と聞こえはいいのですが、倒すにはクリアレベルを遥かに超えたレベルまで鍛えなければ勝てません。で、そこまでして倒しても、『本当に』何もない。
町人との会話では2枚目のように世界観をぶち壊す寒いギャグが飛び交う状態です。
そして肝心のストーリー。時代錯誤が甚だしい。史記の時代(紀元前200年頃)にあるはずのないものが平然と登場する有様です。個人的に酷いなと思うのは、『西遊記でおなじみの「金斗雲」。』西遊記は16世紀…で移動アイテムとして存在するタクシーチケット中国の名刀がダマスカスの剣…(ダマスカスは中国最西部から更に西のシリア)。
部分部分で光るところはあるし、クソゲーに共通している『サウンドは良い』も忠実に守られているのですが、時代錯誤やギャグで味付けして、ごちゃまぜにするという最悪の料理法をしてしまったがために、こんな滅茶苦茶なゲームになってしまいました。おかげで出来の良い部分を楽しむことができず、滅茶苦茶なゲームバランスという高い高い壁が立ちはだかります。
これで定価10,800円。髪の毛逆立っちゃうでしょ?
やわらかい口調と接客応対で導かれた飲食店に入ったら、突然店の人の目つきが変わった。というインパクトがこの定価にあった。
この「史記」ヤ○ザめ!


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