怒首領蜂

今回も「せりすけフリーク」より深堀り紹介タイトルをチョイス!

WARNING タイトル ランキング

ゲームタイトル メーカー 使用基板 発売日(稼働日/配信日)
怒首領蜂 CAVE CAVE 68000 1997年2月5日

弾幕シューティングのパイオニア

東亜プランの系譜を受け継ぐ形で出てきたケイブ。今回も「せりすけフリーク」から深堀り紹介する怒首領蜂は、後に弾幕シューティングと呼ばれるようになる作品である。
後に紹介する写真を見れば判るが、弾の数が多い代わりにショットがそれなりに強く、当たり判定が小さいため、画面中央から下側を中心に、右へ左へ弾をよければ思いの外進め、きちんとボムを決め打ちすればすすめるバランスになっている。


ゲーム紹介

TYPE-A TYPE-B TYPE-C

8方向レバーの3ボタン。ショット・ボム・フルーオート(※後述)。自機は3タイプから選ぶ。前方集中ショットで高速の「Aタイプ」左右入力に合わせてオプションからのショットの方向を傾ける事が可能の「Bタイプ」広範囲ショットだが低速の「Cタイプ」の3タイプ。

ショット強化 レーザー強化 ゲームスタート!

自機を選んだ後、「ショット強化」かショットを押し続けると出せる「レーザー強化」の2パターンを選んだら、いざ全6ステージのフライトへ出陣。


ゲーム画面1 ゲーム画面2 ゲーム画面3

ゲーム画面4 ゲーム画面5 ゲーム画面6

コンボが繋がる残り時間が左上のゲージで視認できるようになっており、レーザーを耐久度のある敵に当てている間はヒット数が切れずに一定間隔で上昇するようになっている。更に敵の配列もヒット繋ぎを想定したものとなっており、中ボス後で切れてしまう1.3面を除いた全てのステージで全繋ぎパターンが確立され、スコアランキングはヒートアップした。

ゲーム画面7 ゲーム画面8 ゲーム画面9

ゲーム画面10 ゲーム画面11 ゲーム画面12

「避ける」事にゲームバランスを集中させるため、これまでとはまるで違う爽快感の実現に一役買っている。ぱっと見大量の弾に目を奪われるが実は、弾速が早いのと遅いのとで色が別れており、自機の殲滅力も比較的高いという特徴的な仕様は、敵弾を掻い潜って敵を打ち倒すスリリングを産み、「弾幕シューティング」の嚆矢となった。

そして切り札の「ボム」。画面上の敵を倒すだけでなく敵弾を消す&使用直後からしばらくの間無敵になれる攻防一体の性能であり、通常の発動(スプレッドボム)とレーザー中の発動(レーザーボム)で性能が差別化されており、やりこんでいくと用途の違いが分かってくる。初期の上限数は3発だが、ミスするたびに1つ追加されていき上限は6発。当時としてはボムの総数はかなり多い。
ボム補充アイテムを取った際にボム数が所持最大数に達するか、所持最大数のまま更に補充アイテムを取ると、以降ボム使用かミスするまでスコアが大量に加算され続ける「マキシマムボーナス」が発動。さらにボムの重ね取りを行うとこの「マキシマムボーナス」に倍率がかかっていき、凄まじいスコアが加算されるようになるが、初中級者の場合は無理にマキシマムは狙わず、「ここで出す」と言った決め打ちで問題ないと思う。


一度見れば忘れない存在感

ゲーム画面13 ゲーム画面14 ゲーム画面15

ゲーム画面16 ゲーム画面17 ゲーム画面18

写真の真ボス「火蜂」の存在が有名なこのゲーム。だが陥落達成は弾幕シューティングの中ではかなり多いようだ。
写真はほんの一例だが、後の作品の「殺意満点の勝たせない強さ」ではなく「とんでもなく強そうというインパクト重視」で作られているが、後の真ボス達とは違い画面上部を不規則に飛び回り、弾幕もランダムにばら撒くタイプが多く終始アドリブ避けとボムの判断を強いられるので、決して楽な相手ではない。ここまで来れるだけの相応の弾避けスキルは必須。


まとめ

エンディング1 エンディング2 エンディング3

本作が後のシューティングに与えた影響は計り知れず、今日でも語り継がれるシューティング史でも外せない作品で、せりフリで紹介されるのも必然である。家庭用セガサターン版がオリジナルの0面(BGMが首領蜂1面のアレンジ)を追加し、1周エンド設定なら火蜂に手が届く「サターンモード」があるのでおすすめである。


テストモード

テストモード

インストカードに記載がないのですが、テストモードで「CボタンをON」にすると連射ボタンが追加されますので、忘れずに3ボタン化とテストモードの確認をお願いします。


おまけ


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