餓狼伝説2 新たなる闘い
連続技の概念は存在しないが、SNK初の対戦を意識した格闘ゲーム。
ゲームタイトル | メーカー | 使用基板 | 発売日(稼働日/配信日) |
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餓狼伝説2 新たなる闘い | SNK | MVS | 1992年12月10日 |
MVS基板普及の火付け役になるのは後の「SPECIAL」ですが、知名度を上げたのはこの作品。
みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。
戦争は、つまらない!面白くない!幸せにならない!ニュースを見てそう叫ぶ日々です。
さて、今回紹介致しますゲームは「餓狼伝説2 新たなる闘い」です。
新システムとして、ライン移動があります。A+Bボタン同時押しにて「ライン移動」相手と別のラインにいる状態でA~Dボタンの何かを押すと「ライン移動をしながらの攻撃」。C+Dボタン同時押しにて相手を別ラインに吹き飛ばす、「ラインぶっとばし攻撃」。敵が攻撃している最中(正確には自キャラのガードポーズへの移行モーション中)に前+Aボタンで「避け攻撃」。(ほとんどのキャラは上半身無敵になりつつ攻撃を繰り出す。)この時点で攻めよりも守りに重点を置いているようにも見えます。
キャラクターは8人。
使用可能キャラクターは8人。CPU戦ではプレイヤーキャラ8人(同キャラも含む)に勝った後、三闘士とクラウザーを倒せばゲーム終了です。対戦では同キャラ対戦も可能です。
MVSの性能を生かしたグラフィック。超必殺技も一石を投じる。
SNKは1990年にMVS基板を出します。(家庭用だとNEO-GEO。)当時の代表的な基板と違うところはファミコンの本体に当たるような基板に、ゲームカセットを差し込むタイプのものでした。また、基板の種類によっては4ゲーム同時稼働と言ったことも出来ました。ゲーム筐体も大型のものから小型のものまで多数開発。スーパーや個人商店にも置かれましたし、この餓狼伝説2で実を結んで、SPECIALで…というところでしょう。
さて、ゲームに話を戻しましょう。写真上段はピンチになると繰り出せる、超必殺技の一部です。
体力が減ると出せるので、これも守りと取ることは出来ますが、防御のシステムがあるからこそ攻めが重視された格闘ゲームになるわけで、当時大人気だったストリートファイター2シリーズにはないものでした。
そして「SPECIAL」へ。
その後、SNKは満を持して「餓狼伝説SPECIAL」を発表。ゲームスピードを早くし、連続技の要素を取り入れて、2D格闘における地位はカプコンとのリリースラッシュにつながるようになりました。
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