ゲイングランド

88年にセガが出した傑作。実はバグがあるのに、バグがあった方がストーリー性を感じて支持されたという稀有な作品。

タイトル

ゲームタイトル メーカー 使用基板 発売日(稼働日/配信日)
ゲイングランド SEGA SEGA SYSTEM 24 HARDWARE 1988年11月

このゲームが売れるかかどうかは、お客様がゲーム仲間と繋がれるかどうか。

ゲーム画面 ゲーム画面 リザルト画面

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。

松尾貴史さん、日々Twitterで政治やコロナ対策をボロクソに言ってたのに、いざとなると…
まぁ2桁転職してる私からすれば、世の中そんなもんなんですよ。
プロジェクトXとかプロフェッショナルみたいに世の中うまく行かないんですよ。

さて、辛気臭い話題はここまでに、今回はコチラ。『ゲイングランド』

私が小学生の時ですね…。この頃はアーケードから少し離れていたからなぁ…。実際にやったには大人になってからセガロケとか閉店したエタタワとかで数回位だし、じゃあ何で紹介してるんだと言われそうですが…
このゲームは88年とは思えないくらい、あらゆる場面で選択を迫られ、判断力が問われるゲームです。
家庭用であれば攻略本に頼ればゴールは見えますが、アーケードの場合は50円or100円で遊んだ回数だけお財布が軽くなるので、ドルアーガの塔よろしくゲーム仲間と出会えるかどうかが重要な訳でした。

当時でも珍しい固定画面の見下ろし型アクション。8方向レバーと2ボタンでショットと特殊攻撃。連射装置は「基本不要」です。「つけたければどうぞ。」の世界。というのも敵を全滅させるとステージクリア。または敵を全て倒すことが不可能な場合は、EXITまで行くことでもステージクリアとなるからです。
ただ、敵を全滅させるとボーナス得点が入るため、全員脱出するより高得点となるため、そこで連射装置をつける場合もありますが、手連射でも無理な訳ではないので、「連射装置のあまりがあればどうぞ」というのが個人的所感です。(一応TAITO-HEY様は連射装置付いてます)
1人も脱出しないうちに手持ちキャラクターが全滅するか、タイムオーバーとなるとゲームオーバーです。
脱出したキャラクターがいる場合、それ以外が全滅、またはタイムオーバーになっても、脱出したキャラクターのみが手持ちキャラクターとなって、
次のステージが始まります。


キャラクターは全20名。高低差のある攻撃や撃てる方向、足の速度等個性豊かな面々。

ゲーム画面 ゲーム画面 コンテニュー画面

このゲームのポイントは二人プレイにあります。二人プレイでやると、ステージ毎にベストと呼べる組み合わせが存在する事。
キャラクター毎に位置付けと味付けが明確で、キャラの特長をきっちりと理解し使い分ける事が出来るかどうかが攻略のカギ。
では二人プレイだとどうなるのか。一例をあげると、ウォーターナイトと呼ばれるキャラの特殊攻撃である噴水トラップで敵の突進を止めて囮になっている間にフィールドで捕まっている仲間を回収する。
通常攻撃では倒せない高い所にいる敵を、弓矢使いに倒してもらい、そこをブーメラン使いが壁の内側に潜む敵をバタバタと倒していく…というパターンがあります。

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面


とはいえ、デフォルトの難易度が高いので、設定の変更や、1コイン2クレとかは要らないかな…

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

一見すると、チマチマしたキャラで固定画面内の敵を全滅又は脱出させるという展開に、高低差やキャラ性能を使いこなせないと、このゲームの面白さは理解できません。逆にシステムに慣れると今度は常にタイムに迫られるゲーム性なのにキャラ選択のスクロールが遅かったり、全40ステージという事も手伝い、プレイ時間は長くなるというデメリットがあります。
とはいえ、80年代としては美しい高解像度のグラフィック。攻略にはアドリブ性も要求されたり、「残機が全滅したらゲームオーバー」という旧来のお約束を破り、捕虜を救出して手持ちを増やしていくという斬新なルールは、苦手なユーザーにもワンチャンスを感じさせる出来です。
もしレトロで稼働させる際にはその辺を謡ったポップを貼りだす事をお勧めします。

という訳で今回はこの辺で。ではでは~。


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