SHOCK TROOPERS

一応シューティングになると思います。一応。難易度はちょい辛。

デモ画面 タイトル ハイスコア

ゲームタイトル メーカー 使用基板 発売日(稼働日/配信日)
SHOCK TROOPERS ザウルス MVS(346M) 1997年11月11日

巨大組織「ブラッディスコーピオン」に、8人の傭兵が立ち向かう…

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。

今回はコチラ。『SHOCK TROOPERS』

検索をしても続編のセカンドの方がよく引っかかるので、知らない人も多い…かも…しれません。
1997年にMVSでリリースされたゲームで、家庭用ネオジオ及びネオジオCDへは移植されていません。
(いわゆる大人の事情という奴なのでしょう)


一人で行くか、チームで行くか。

遊び方説明 遊び方説明 遊び方説明

遊び方説明 遊び方説明 遊び方説明

基本の遊び方。まず8方向レバーと「3ボタンは必ず使います。」
Aでショット。通常は遠距離用に撃つショットですが、敵に接近することで接近攻撃。
遠距離でAを押したままにすると、攻撃方向を固定させつつ動くことができます。
Bは緊急回避。レバーと組み合わせることで敵の攻撃を回避することができます。回避中は無敵ですが、回避動作を終えると若干の隙があります。
Cが特殊攻撃。弾数制限有りの威力の高い攻撃を繰り出すことができます。

遊び方説明 モードセレクト モードセレクト

Dボタンは交代。「チームバトルモード」で使用するボタンです。交代中は自機の動きが止まるのですが、交代中と交代が終わった直後の一瞬は完全無敵で接触した敵弾を消す効果がある。つまり、うっかり八兵衛な店員さんがDボタンに連射をつけてしまうと…(笑)

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

画面左にあるのは体力ゲージで、画面左上が残機。ロンリーウルフモードの場合は体力が減少すると、2枚目。残機が1減り、全部なくなると3枚目のコンテニュー画面になります。

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チームバトルモードの場合、プレイヤーセレクトで3人選び、Dボタンを押すことで任意で交代が可能です。各自が体力と特殊攻撃を個別で管理しているので、キャラチェンジはいつでも可能ですが、キャラが死ぬと3枚目のようにキャラ自体が使えなくなってしまいます。
つまり、ピンチになったら交代するだけでなく、控えのメンバーの体力は回復しないので頃合いを見て、時折出てくる体力回復アイテムで個別に回復する必要があります。


実際のゲームについて

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

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写真上段1枚目。キャラを選ぶと3つのルートから好きなルートを選ぶ画面になります。山岳・ジャングル・渓流ルートがあり、それぞれ難易度は異なっています。選んだキャラによっては得意・不得意が分かれることがあり、得意な場所だと移動速度増加、逆に苦手な場所だと移動速度が減少します。

なお、基板のバージョンによっては残機や個別管理の概念が無い、体力を一元管理しているものになっているケースがあります。そのケースの場合だと、得意な場所の場合、ステージスタート前に体力が回復するおまけがあります。

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それぞれのルートの3ステージ目(各ルートの敵の拠点)をクリアすることで、2回目のルート選択に入ります。ルートを変更した場合、中間地点として鉄道ステージが追加され、その後は選んだルートのステージ4・5を進む仕組みです。途中で変更しない場合は、デモ画面の後にそのまま正規ルートに進みます。

要するに、ルートチェンジをすると全7ステージ。ルートチェンジをしなかったら全6ステージという風になりますので、ハイスコアを狙うのであればルートチェンジは必須でしょう。


実際にやってみた感想

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

メタルスラッグクラスの書き込みの細かさが素晴らしいです。出てくるキャラが似たようなタイプではあるものの、その動きは表現豊かで、見ていて飽きは来ないと思います。
またBGMの評価も高く、ロックやジャングル、ドラムンベースなど。サウンド強化台で動かすと映えるという点はメタルスラッグとの差別化が図れていると思います。

ただ総計17ステージが用意されていながら、各ステージにおける素材の流用は、ある程度やりこんでくると減点ポイントとなります。というのも、ステージ数の多さに反して敵の種類が少ないので、別のステージなのに以前プレイしたステージとあまり代わり映えがないという場面に遭遇しやすいのです。各ルートのボスに関しても「攻撃パターンが変わっただけの流用ボス」なので、いわゆるタイトーのダライアスにあるような「このルートならではのボスの個性」というものが薄いのです。なので最終ステージのボスはこのゲーム場合は同じになるのが当然?としても、ボスの攻撃パターンが変わるとか、ステージが変わる(最終決闘場所が変わる)と言った事や、エンディングが変わるのもないというのも減点対象だと思います。

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

また一通りクリアするとロンリーウルフを選ぶメリットがほぼ皆無という事が判ります。残機制の場合は「危なくなったキャラを交代で引っ込める」という事が出来ないデメリットが大きいですし、体力制の場合もメリットがありません。
逆にチームバトルのデメリットを探せば、チームは必ず異なるキャラ3人で組むので主戦となる高性能キャラを早い段階で失ってしまうと後がキツいという事くらい。
チームバトルでクリアすれば生存したキャラ分のエンディングイラストが見れるのでそこがお得でしょうか。

ゲーム難易度についてはかなり意見が分かれます。Bの緊急回避が一部の例外(地雷を踏む、敵車両に轢かれるなど)を除いて動作中完全無敵で、「回避性能を持つが隙もある緊急回避を駆使し、使用キャラの位置や向きを的確に変えていかないと追い詰められる」といったシビアな面もあるので、多少の強引さやアドリブも重要。ショットだけのチキンプレイに依存すると近接攻撃で手に入りやすい体力回復の機会がかなり減ります。しかし、体力回復を少しでも多く拾うために、積極的に攻撃を出来ない状況であっても近接攻撃を強いられるのもまた辛く。そして残機アップの概念何て生ぬるい物は戦場にはありませんので、やりなれてくる(あるいはこの手のゲームに慣れている)と、今度はキャラに依存する部分での問題が出てきます。(なんだかんだでロンリーもチームもキャラが固定化されてくる)

操作に慣れれば、最初の拠点位まではすんなり行けるのですが…いずれにせよ難易度はちょい辛。


まとめ

メタルスラッグとはまた違う方向でアピールには成功していると思います。ただ、ちょい辛な難易度を差し引いても、使い回し素材が過度に多い事や、ルート選択による違いが少ないのは非常に勿体ないところではあると思います。

ゲーム画面

ただ、続編『ショックトルーパーズ セカンド』になると、ボリューム感が少し足りないものの、作り込みという面では本作以上の出来となっており、冒頭にも記載した通りグーグル検索をかけると、大抵はこのセカンドが出てきます。
恐らくゲーメストもネオジオフリークも最終ステージに行く前に読者人気の低さで攻略記事が打ち切り終了となってしまったからでしょうが、エンジェルさんの無駄にデカくてけしからん巨乳も一因でしょう。(笑)

ゲーム画面 ゲーム画面 ゲーム画面

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テストモード

初期設定 推奨設定 初期設定

左から、初期設定。推奨設定。残機無し基板での推奨設定となります。残機ありの場合はレベル3残機4で問題はありません。残機なしの場合はレベル2で帳尻を併せる感じです。

あ。稼働時は必ず筐体に基板のバージョンは掲示してくださいねー。


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