グレート魔法大作戦

稼ぎと攻略を両立させたパターンの構築は熱いものがあり、評価されてはいるが、逆を言えば諸刃の剣に。

ゲームタイトル メーカー 使用基板 発売日(稼働日/配信日)
グレート魔法大作戦 ライジング / エイティング
CAPCOM
CPシステムII 2000年2月

今回もシューティングゲームです。

みなさんおはようございます。こんにちは。こんばんは。セリスです。

コロナ騒ぎ長引きそうですねぇ。相撲は無観客だし、春の高校野球は中止だし…街もやけに自粛ムードだったり、ゲーセンを見れば無駄に潔癖な方がいらっしゃったり、営業自粛や短縮営業だったり。世の中全体、なんだかなぁ…と、思う次第です。

さて今回ご紹介したいのは…って、今回もシューティングなのですが…

『グレート魔法大作戦』です。


より、グレートになって帰って来た。

8方向レバーの2ボタンで、ショット溜め撃ちありの彩京ベース。キャラクターは4人ですが、『コインを入れてからタイトル画面で↑↑←↓↓→ABABAと入力してからスタート』で8人に増えます。
このゲームの特徴としてまず一つ。全ての自機と一部の敵には属性が設定されています。属性は赤の「クリムゾンファイア」という炎属性青の「エメラルドアイス」という氷属性の2種類です。この属性は互いに相反し、異属性同士の場合は攻撃力と得点が2倍、同属性同士の場合は攻撃力と得点が半分となります。
また、溜め撃ちで倒された敵は、その時の「おたからゲージ」によって、価値の違う「おたから」(得点アイテム)を出します。同種のアイテムを全て取得すると、取るアイテムの得点に倍率がかかるようになってます。
アイテムの1カテゴリーをコンプリートすると、コンプリートを達成したカテゴリにより「攻撃力アップ」「移動速度アップ」「当たり判定縮小」など。莫大な恩恵が受けられます。よって、敵によって出るアイテムの種類は異なる為、アイテムコンプリートのためにはどこの敵がどの種類のアイテムを出すか。ある程度把握する必要があります。


結構消化不良な部分が多く、上級者でも苦しめられます。

まず、属性フィーチャーはあまり活かされていません。同属性弾に当たるとパワーダウンしてしまう事と、パワーが最低レベルまで落ちるとサブウェポンが撃てなくなり、チャージも出来なくなり(溜め撃ちや属性変更も不可)、攻撃面で非常に苦しくなってしまいます。よって、同属性のサブウェポンで相殺はできるとはいえ、同属性弾にも無闇に当たることは許されないことになる…というより敵弾の大部分は属性弾(炎や氷)ではなく、黄色く光る「無属性弾」。自機の属性に関わらず当たるとミスとなり、属性が無いのでサブウェポンで相殺する事も不可能。雑魚敵でさえこうなのに、ボスキャラともなるとこの無属性弾を大量に撃ってきます。

「おたからゲージ」にもかなり疑問があり、自機ボーナスで強化をする前提らしく、デフォルトの自機がみんな低性能です。2面からもう攻撃があまりに熾烈なので、自機性能を引き上げておかないと、まず必敗です。結局はまだ多少は性能が高い隠し機体の「バースディ」一択になりますが。
アイテムの取得状況は通常見ることができないので、隠しコマンド(スタートボタンを1秒以上押しながらAボタンを押す)を入力することによって左上に表示されるようになり、更にスタートボタンを押す度に表示されるアイテムが切り替わります。そしてステージをクリアすると非表示になります。こんな肝心なシステムを隠しにした上に、上の写真の通り見辛いので、画面構成そのものに疑問を持たざるを得ません。公式サイトにおいては、初心者は適当にプレイ・上級者は神経質に稼ぎを実行…という言い回しをしてますが、その通りに遊ぶと点数が足りずエクステンドも出来ません。


まとめ

前作の「疾風魔法大作戦」は…まぁ、ここで取り上げる必要性も感じない『レースゲームとシューティングを組み合わせた全く新しいシューティング』だったんですが、今回は上級者でもゴリ押しを強要されるゲームになってしまいました。
結果としてシューティングの衰退の流れに巻き込まれ、シリーズはこの作品で終了しています。


テストモード

特に変更の必要はないです。ステージ構成二周とかありますが、インカム落ちるんで辞めたほうがいいです。尚、連射装置は必須です。

と、いう訳で今回はこの辺で。それではまた~。


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